2009年08月29日

劇団Ugly duckling「くちなしジョッキィ」

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ただ よって消えていくだけの人生よ
(チラシより)

 リストラされたことを家族に言えずにビアガーデンで酔っ払っていた男が、やたら酒に強い妙な女に出会う。彼女は、酔っ払いだけが行ける「カンパイマウンテン」に行こうとして、飲み干したジョッキの奥を覗く。それは酔っ払い達が見る妄想の世界のようだが、酔っ払い達自身も不思議な青年の想像の産物のようだ。その中で繰り広げられる幻惑のような会話と事件。

 ‥‥という感じになるでしょうか、粗筋を書くなら。ウイングフィールドの空間を通常と直角に使い、ちょうど居酒屋のカウンターのように横長の舞台を作って演じられました。

 酔いはじめる時のちょっと強気な姿勢。醒めていく時の虚しさとか後悔とか自己憐憫とかに似た微妙な感覚。最近私もあんな感じなので身につまされるというか、共感できるというか。もちろんファンタジーのような事件は我が身には起こりませんが。

 この劇団の作品は初見ですが、こういう雰囲気は好きなので、次も行こうと思います。

2009/08/29-19:30
劇団Ugly duckling「くちなしジョッキィ」
ウイングフィールド/当日券3200円
作:樋口ミユ
演出:池田祐佳理
出演:出口弥生/吉川貴子/ののあざみ/村上桜子/キタモトマサヤ/山田一幸/わかいのぶこ/橋本浩明/ハ・スジョン/宮川国剛/樋口ミユ


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2009年08月15日

燐光群「現代能楽集 イプセン」

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複式夢幻能形式でみつめる「イプセンの原像」。
一九九三年スタート、燐光群+坂手洋二による〈現代能楽集〉シリーズ、最新作!
彼らは自分の居場所を見失っていたんですよ。生きているにせよ、死んでいるにせよ。
ノラを、ヘッダを、世阿弥の庭に招聘する。
(チラシより)

 「ノーラは行ってしまった」「ぶらんぶらん」「野鴨中毒」「ヘッダじゃない」の4話オムニバス。それぞれイプセンの4つの作品「人形の家」「ブラン」「野がも」「ヘッダ・ガブラー」をベースにしている。

 坂手洋二は下記のように語っている:
『現代能楽集 イプセン』は、四つのイプセン作品をもとに、私が勝手にイメージした「現代能」の方式に基づいて、イプセン戯曲を別なシステムに織り直したものである。題材を借りる、でもなく、現代化する、でもなく、「現代能」にしたのである。
(燐光群ホームページおよび当日パンフレットより)

 ‥‥ということだが、残念ながら元の戯曲を観ていないし、そもそも能すら観たことがないので、原作と本作がどのくらい別物になっているかは評価できない。ただ、当日パンフと共に配布された原作の粗筋から考える限りでは、本作は原作のハイライト版のようになってしまったのではないだろうか。

 むしろ原作の粗筋を読まない方が良かったかもしれないが、それは観劇する側に想定されている状態ではないだろう。物語の背景が本作の中ではほとんど説明がないし、それでいて背景を知らなければ登場人物が何者かもわからないのだから。

 何か、私の理解に入らない素晴らしさがあったのかもしれない。けれどそれは私には伝わってこなかった。

2009/08/15-19:00
燐光群「現代能楽集 イプセン」
アイホール/当日券3600円
作・演出:坂手洋二
出演:馬渕英俚可/紺野美沙子/中山マリ/川中健次郎/鴨川てんし/猪熊恒和/大西孝洋/樋尾麻衣子/杉山英之/安仁屋美峰/阿諏訪麻子/伊勢谷能宣/いずかしゆうすけ/西川大輔/武山尚史/鈴木陽介/矢部久美子/渡辺文香/横山展子/根兵さやか
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2009年08月09日

少年王者舘「夢+夜」

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 少年王者舘を観るのは5年ぶり。最後に観たのはダンス公演だったので、そうではない普通の(?)作品ならほぼ6年ぶりだ。名古屋の劇団だから仕方ないが、旅公演もそれなりにやっているのだからもっと観に行けば良かった。久しぶりに観てそう思う。

 タイトルは“ゆめじゅうや”ではなく“ゆめたすよる”。昭和前半を思わせる空間、戦争に行った恋人の帰りを待つ女性、帰ってきた男、女が見る夢? 相変わらず少年王者舘の作品の内容を説明することは困難だ。随所にちりばめられたキーワードを拾ってそれぞれに解釈するしかないのだろう。とは言え、過去に観た作品に比べるとなんとなく主題が分かりやすかった気がする。

 この作品に限らないが、演劇というものに先入観と固定観念を持っている人に是非観てもらいたい劇団だ。今回は京都公演だったが、次回はやっぱり大阪に来て欲しい。

2009/08/09-14:00
少年王者舘「夢+夜」
ART COMPLEX 1928/当日券3800円
作・演出:天野天街
出演:夕沈/白鴎文子/中村榮美子/丹羽純子/黒宮万理/雪港/ひのみもく/☆之/水元汽色/小林夢二/宮璃アリ/水柊/池田遼/PECO/まえださち/井村昂/珠水/小林七緒/石橋和也/落合孝裕/竹内大介
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2009年08月01日

劇団よろずやポーキーズ「超銀河ギャラクシーロマンス HACKLAW」

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「惑星ディーバに伝わる『ラグリマの守護像』を盗んで!」
突如舞い込んだ盗みの依頼。その依頼主はなんとディーバの第一王女様!?
宝を狙い駆け巡るハクロウに立ちはだかるのは
美しき疾風の怪盗ラウール!!そして怪しく輝く3姉妹、宇宙盗賊コスモキャット!!!
果たして守護像は誰の手に!!??
そしてその先に待つのは輝く未来、それとも‥‥
「盗みはすれども非道はせず」宙を駆ける盗賊団ハクロウ見参!
(チラシより)

 ルパン三世やキャッツアイのパロディらしき盗賊団、あとキャプテンハーロックも?モチーフにした宇宙盗賊団の話。色んな作品がネタになっているようで、多分私が知らないのも多数。

 内容は上記の通りで、ありがちと言えばありがちな展開。ただ細かい作り込みが結構よくできていて飽きさせません。主役級よりむしろ脇役の方に巧い役者を使っていたように見えました。

 私がこの劇団を観るのは初めてでしたが、客の入りが尋常じゃなく多く、かなり人気のある劇団だと思われます。笑いの起こり方からして、特定の役者のファンが多いみたいでした。確かに面白くて巧い役者さんなので納得。

2009/08/01-19:00
劇団よろずやポーキーズ「HACROW」
in→dependent theatre 2nd/当日券2800円
脚本:児田真由佳
演出:喜多孝夫
出演:浜沖龍生/児田真由佳/美沙香/中村法文/辻田有美/喜多孝夫/三宅大介/石山隆史/藤本直樹/横井大三/南有紗/田中由紀/中聡一朗/西川亜樹子/川原通央/岡田郷馬/山本なぎさ/國藤剛志
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2009年07月19日

劇団そとばこまち「コンビニエンス」

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店長の海老川は義理の父から譲り受けた食料品店をコンビニにした。
オーナーヘルプ制度で休暇も取れ、経営が楽になり、収入もアップすると言われたからだ。
だが、キャンペーンと称して大量の在庫を押し付けられ、休みも取れず、愛娘にも嫌われる始末。
そこに店をアダルトDVD店にしないかと大金を持って、男が現れる・・・。
本部の社員やバイトの面々に店長のやりたいようにすればいいと言われるものの、自分のやりたいことがわからない海老川・・・。
あなたが本当にやりたいことは何ですか?
(チラシより)

 コンビニのバックルームを舞台にしたワンシチュエーションドラマ。優柔不断な店長と個性的なバイトの面々、一癖ありそうなブローカーなど、ある意味ベタな設定です。ストーリーも大体お約束な感じ。そういうことで特に新しい印象はありませんが、そこそこ安心して楽しめる作品でした。

 ただラストはちょっと尻切れトンボな感じで、あれ?これで終わり?という違和感がありました。引っ張りすぎるのも嫌いですが、もうちょっと余韻があっても良かった気がします。

2009/07/19-17:00
劇団そとばこまち「コンビニエンス」
in→dependent theatre 1st/当日券2500円
作・演出:古澤直人
出演:中山吉孝/市原文太郎/海透由実子/辻井江実子/森麗文/南園倫奈/鈴木泰信/本村公嗣/古澤直人/北川肇
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2009年07月12日

精華小劇場で創るベルリンの演劇「ケバブ」

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ふるさとが他のどの場所よりもひどい

ダブリン行きの飛行機には、ルーマニア人の2人の若者が隣り合わせていた
西側社会での新しい生活を夢見て祖国を捨て新天地アイルランドでの生活を始めようとする16歳の少女マダリーナと24歳の学生ボグダン。マダリーナは、アイルランドで芸能プロダクションをやっているというヴォイクにスカウトされ、彼を頼ってダブリンに行こうとしている。ボグダンは、奨学金をもらってヴィジュアルコミュニケーションを勉強し、映像関係の仕事に就くことを夢見ている。
異国の地で必死に生き抜こうとする彼らだが、生活は厳しく社会に溶け込むことは難しかった。
遠のく約束の地。やがて3人は違法の商売に手を染め……。
(チラシより)

 ルーマニア人による戯曲、ドイツ人による演出、役者は3人とも日本人という試み。どうやって創っていくのか全くわかりませんが、出来上がった作品は圧倒的な印象のあるものでした。

 あれこれ論評する能も無いので多くは語りませんが、これは果たして日本人だけの団体では創れない物なのかどうかが気になるところです。戯曲も演出も、ルーマニアあるいはドイツの演劇ではこれが普通なのかどうかも知りませんが、個々のパーツは日本でも特別な物ではありません。映像を使った演出は実験的ですが、まったく新しいというわけでもない。

 こういう作品をもっと観たいものです。

2009/07/12-13:00
精華小劇場で創るベルリンの演劇「ケバブ」
精華小劇場/当日券3300円
作:ギアニーナ・カルブナリウ(ルーマニア)
演出:エンリコ・シュトルツェンブルク(ドイツ)
翻訳:市川明(日本)
出演:七味まゆ味/仲里玲央/山崎彬
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2009年07月04日

尼崎ロマンポルノ「機械少女」

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山陰地方にある過疎化に全く歯止めがかからない村、桃花村。
そんな桃花村で代々神主を引き継いできた、蓮沼家。
神主は代々、蓮沼家本家の長男に受け継がれてきた。
なかなか男児が生まれなかった本家に、念願の長男が生まれる。

しかし、長男は産まれて十年もの間、村人の前に顔を出すことは無かった。
神主夫妻の姿勢に疑問を抱く村人多数。
長男の存在を疑うものさらに多数
都会を目指す村人さらにさらに多数
漏水して行く老人たちさらにさらにさらに多数
僅かに残った村人は、次第に蓮沼家の存在自体に疑問を抱きはじめる。
噂は噂を呼び、小さな村はあっという間に噂で満たされる。
噂で満ちきった桃花村は、神主を噂の長男に引き継ぐ祭りの日を迎える。
噂で満ちた村人達の思惑が、右往左往と交差する。
(チラシより)

 「フィクションに紛れるノンフィクション演劇」を標榜する尼崎ロマンポルノの第8回公演で、3年前の作品の再演。前作「鉄鋼スベカラク」では精華小劇場の広々とした空間を生かした立体的な舞台でしたが、本作はウイングフィールドに戻って通常の構造。

 なんとなくおどろおどろしい雰囲気を持つ作風は中毒性があります。閉鎖的で奇妙な因習を持つ田舎村で起こる、忌まわしい事件と隠された秘密──といった所ですが、この劇団が秀逸なのは笑いの要素をほどよく混ぜている所。最初から最後まで陰鬱だったら飽きてしまうでしょうが、笑いを上手に混ぜることでクライマックスを引き立たせています。まあ、セオリーなのかもしれませんが。

 主に笑いを担当するキャラクターを演じていた大江雅子の声がいいと思いました。小声でぼそっとツッコミを入れる時も明瞭に聞き取れるので心地よい。ああいう声はトレーニングで得られるものなのだろうか?天性のものなら、とても羨ましいです。

2009/07/04-19:00
尼崎ロマンポルノ「機械少女」
ウイングフィールド/当日券2500円
作・演出:橋本匡
出演:村里春奈/森田真和/堀江勇気/田米克弘/松田卓三/平井佐智子/大江雅子/永見陽幸/坂本咲希
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2009年06月13日

遊劇体「海神別荘」

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深い海の彼方の底には、竜宮城の乙姫様の弟である貴公子が住む別荘がある。そこは果てしなく美しく豊富な宝で満ちた理想郷だ。その海神の御殿へ、漁業で細々と生計を立てていた漁師の娘が輿入れにやってくる。漁師は自分の欲望と引き換えに、娘を売り渡したのだ。

鏡花独特の幻想美に加え、鏡花思想の一面というべき痛烈な社会批評は、21世紀を生きる私たちに向けて今もなお、照射される。

1913年「中央公論」に発表。初演は発表後42年、鏡花没後16年目の1955年久保田万太郎の改補演出によって歌舞伎座にて上演された。戯曲オリジナルによる舞台化は、1974年芥川比呂志演出(劇団雲)による上演まで待たねばならなかったようだ。
(チラシより)

 遊劇体は泉鏡花の全作品上演に挑戦しているとのこと。前回は精華小劇場の広い空間で幻想的な「山吹」を観劇して感銘を受けましたが、今回はウイングフィールドの閉じこめられた空間に海底の宮殿が構築されていました。どうやるのか興味津々で臨みましたが、歌舞伎を思わせるような立ち回りと発声、電気的な音響効果、ガラスの舞台装置を重ねることで実現していました。

 前回に比べて客席と舞台があまりに近いため、幻想的な空間というにはやや生々しすぎる印象もありました。もう少し広い場所、前作と同様に精華小劇場くらいがちょうど良いのではないでしょうか。

2009/06/13-14:00
遊劇体「海神別荘」
ウイングフィールド/前売券2500円
作:泉鏡花
演出:キタモトマサヤ
出演:大熊ねこ/坂本正巳/こやまあい/村尾オサム/猪野明咲/戸川綾子/条あけみ/南田吉信/朝平陽子/高澤理恵/誉田万里子
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2009年06月12日

ヨーロッパ企画「ボス・イン・ザ・スカイ」

bosuinzasukai.jpg

なんとなく、
光のクリスタル
(チラシより)

 ドラゴンを退治する光の騎士団たちの物語。でも非常に現実的で、害獣駆除業者のノリ。ど田舎の畑の真ん中にある廃虚に居座る弱いドラゴンを倒したものの、ゲートの向こうへ送り返すことができず夜を明かすはめに。すると付近ではなにやらロックフェスが開かれていて‥‥

 マルチに活動するヨーロッパ企画。観劇は2回目ですが、相変わらずののんびり脱力系会話芝居。聞く所によると登場人物に名前すら付けていないらしいですが、確かに不要ですね。

 後に残るものは特にありませんが、穏やかに楽しい時間を過ごしたければこういう作品がお勧めです。

 今回は円形舞台で360度客席ですが、どこから見ても問題ない造り。そのために極めて立体的な構造にしたそうですが、その試みは成功していたと思います。


2009/06/12-19:30
ヨーロッパ企画「ボス・イン・ザ・スカイ」
アイホール/当日券3800円
作・演出:上田誠
出演:石田剛太/酒井善史/角田貴志/諏訪雅/土佐和成/中川晴樹/永野宗典/西村直子/本多力/山脇唯
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2009年06月06日

村田堂本舗「小部屋に針を」

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高層ビルが立ち並ぶ中、不思議な空間がそこにはあった。
右が小さな出版社。左が倉庫。そしてマンションを背に、正面にオフィスビル。
それらに四方を囲まれる形で、テントが一つ張られているのだ。
上田が取材を開始する。
「夜になると、浮くんだよ」「季節で色が変わるの」「たまに角が生えるよ」
不可解な情報が集まる中、土地の所有者(中年)談。
「キミにも見えたかい?綺麗だろ?」
チョコレート中毒の中年はどこまでが唇か分からない口で言った。
まだ見ぬテントの住人に思いを馳せて、彼は張り込みを決意する。
『上田とテントの不思議な一年と一時間のお話』
(チラシより)

 チラシの説明とはちょっと違う感じですが、ファンタジーをベースにしたラブコメといった所でしょうか。テントの不思議な住人をめぐる一年の物語。

 設定は面白いし、演技演出に不満はないのですが、主人公の行動がいまいち感情移入できない部分が多い気がしました。というか、なんであの子に恋するかな? 

(以下、ネタバレ含みます)
 季節によって人格も姿も変わってしまうテントの住人は、春は少女、夏はおっさん、秋は詩人、冬は娼婦となります。同一人物でも色々な面を持っていることのメタファーでしょうか。

 それなら、上田が春の少女を待ち焦がれるのは、同じ人物の別の側面から目をそらしてることに他ならない。好きになるなら全部ひっくるめて受け入れなきゃいけないんじゃないの? それができないからこそ杭を打ち込んだということなんでしょうか。

 その辺がどうも釈然としない印象でした。


2009/06/06-19:30
村田堂本舗「小部屋に針を」
in→dependent theatre 2nd/当日券2300円
作・演出:村田和明
出演:大塚宣幸/渡邉みなみ/山川勇気/今井志織/上野淑子/山本弦太/尾上裕香/溝畑香奈子/吉田和裕/林菜緒美/横山太郎/布施千賀子/林実矩
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2009年05月30日

空の驛舎「変身リベンジャーとスーパーフライトマン〈改訂版〉」

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「フライトは何時?」
「九時やけど。」
「九時ですか。」
「うん。」
「今日も見送ります。」
「ええよそんなん。」
「ここで見てますから。」
「ええよ。いっつもやし。」
「いいですから。」
「うん。」
「確かコーヒー専門店ありましたよね。」
「ターミナルの方かな。」
「行きます?」
「うん。」
「コーヒーおいしいですよ、その店。」
「うん、知ってる。」
「コーヒー頼むとね、手作りのクッキーつけてくれるんです。」
(チラシより)

 舞台は空港のロビー。海外赴任の夫の帰りを待つ妻とその友人達、あてもなく見物に来た女子高生。スチュワーデスとカメラマン。すれ違いながら。少しだけ関わりながら。空想と妄想と夢と、現実?

 空港というシチュエーションを使いつつも、それはさして重要な設定ではないようだ。飛行機は出てこない。それぞれにモヤモヤを抱えた男女の足跡が交錯する場所としての空港だろう。

 中心となっているのは、海外赴任の夫の帰りを待つ妻の、夫婦共通の友人である絵本作家で、彼の恋人は夫人の妹らしい。途中に彼の妄想と思われるシーンが耳鳴りと共に描かれる。おそらく彼の心理を映しているのだろうけれど、それが主題なのだろうか。だとしたらスチュワーデスとカメラマンはどういう存在なんだろう。

 そんなわけでかなり解釈に困る作品で、何を描こうとしているのか良くわからない面が多かった。座席が良くなくて、正直途中からお尻が痛くて芝居に集中できなかったのですが、それを差し引いてもやっぱりよくわからない。

2009/05/30-19:30
空の驛舎「変身リベンジャーとスーパーフライトマン〈改訂版〉」
ウイングフィールド/当日券2700円
作・演出:中村賢司
出演:三田村啓示/津久間泉/塚本くるみ/高橋理紗/石塚博章/中村京子/久保田智美

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2009年05月17日

子供鉅人「キッチン・ドライブ」

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愛にかまけて
愛をなまけてしまった二人

の住む小さな家。男と女は幸せだった頃があまりにも昔のように思えて、茫然とした生活を送っていた。男が仕事をクビになり、女が花を活けるのをやめた時、キッチンからパーティを始める見知らぬ人々の声が響き渡る……。
他人の家々のキッチンを渡り歩いて生きる「キッチン・ドライバー」たちが巻き起こす不条理な出来事にひきずられながら、愛の行方を追う男と女の物語。
築100年になる長屋の、実際の台所と部屋を舞台に、ペーソスとユーモア、そして実験精神にあふれた演出で子供鉅人がみせる、静かな興奮に満ちた室内演劇。
(チラシより)

 会場のポコペンは上記の通り古い長屋の1軒で、前々回の公演「4 1/2(ヨジョーハン)」では舞台になっていた四畳半の部屋が今回は客席となり、隣にある台所が舞台として使われている。余談だが四畳半に20人座れるのはちょっと驚いた。

 芝居は生活が重くなってきた男女のアンニュイな食事風景から始まるが、突然現れるキッチン・ドライバー達によって乱痴気騒ぎに転換する。リアルと不条理が混ざり合った幻のようなパーティが始まり、みんなハイになっていく。そして最後はまたすべてが幻だったかのようにスーッと静寂に戻って行く。

 この空気はなんだろうか。ポコペンという独特な会場ゆえの感覚なのは間違いないが、現実ではありえない展開なのに、手が届くそこにある世界のように感じられた。入って行きたいような、でも関わりたくないような、まさに数メートル離れて見守るのが一番楽しい空気だ。

2009/05/17-15:30
子供鉅人「キッチン・ドライブ」
ポコペン/要予約2000円(1ドリンク込)
作・演出:益山貴司
出演:蔭山徹/樹木花香/益山寛司/BAB/益山貴司/小中太
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2009年05月16日

月曜劇団「どうでもいい結社」

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 登場人物は謎1・謎2・謎3・旅行者・テンシ・テンコ・男・女。テンシとテンコが謎の3人を目覚めさせ、旅行者を導き、男と女がそんな会話をする。謎の3人はどうでもいい議論を繰り返す。延々と。

 あらすじも何もないチラシでも観に行ったのは、この劇団の作品にあらすじなどあってないようなものだということが前回公演から想像できたから。案の定その通りだったけれど、それでもちゃんと結末らしい結末は迎える。

 タイトルの通りどうでもいい内容に見せかけて、実はそんなにどうでもよくないテーマを扱っている。後から考えれば途中で気づきそうな彼らの正体に意外と気づかないのは、多分どうでもよい会話にまんまと乗せられていたからだろう。

 予約特典のおまけはやっぱりどうでもいい物だけど、深い意味が隠されていると思い始めるとそんな気がしてくる物だった。

2009/05/19-15:00
月曜劇団「どうでもいい結社」
in→dependent theatre 1st/前売券2300円
脚本:西川さやか
演出:上原日呂
出演:上原日呂/西川さやか/ヤマサキエリカ/大沢めぐみ/笠江遼子/片岡百萬両/花田綾衣子/幸野影狼
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2009年04月25日

France_pan×トイガーデン「どれい狩り」

doreigari.jpg

安部公房が昭和42年に執筆した戯曲が、28歳と22歳の男の手により2009年の大阪に甦る。
現代人のあり方を根底から覆すどれい狩りとは一体?関西の演劇界を挑発しつづける二人の奇才演出家が放つ奇天烈舞台。
▼どれい狩り
見かけは人間そっくりだが中身はまったく違う非実在の動物ウエーを登場させた痛快かつ衝撃的な作品。「舞台と演技(肉体)の二重性のたのしさ、二重性が持つ表現の可能性をあざやかに示し」、それ以後の演劇の可能性を大きく広げた。ちなみに『どれい狩り』は過去に2度改訂されており、今回使用するのは昭和42年11月に改訂された『どれい狩り(改訂版)』というもの。

「そりゃ人間だって、あんまりじっと見つめていると、人間だかなんだか、分からなくなってくるものよ」
(チラシより)

 個人的な嗜好ですが、私はこういうのが大好きです。安部公房も好きだし、今回のような演出もツボでした。休憩を挟んで2時間40分という上演時間はこの規模の演劇ではかなり長い方ですが、前半と後半で演出家が変わることもあって飽きることなく堪能できました。

 終演後のアフタートークで劇団太陽族の岩崎正裕氏が指摘していたように、人間そっくりの動物を労働力として利用することを考えた実業家がむらがってくるという展開は「不条理でも何でもない」もので、ストーリーだけ読めばそんなに奇妙な点はありません。

 にもかかわらず極めてアングラな芝居を観ているような気分になるのは、安部公房の筆力によるのか演出家の技量によるのか、あるいは役者達の身体表現能力によるのか。おそらく全部なのでしょう。

 演出家が二人ともまだ若い20代であることを強調されていましたが、作品だけを観る限りではそんなことは全然感じられません。もしかするとそれは役者がカバーしていたのかもしれませんが。

 とても美味だけど体に悪いかもしれないお菓子をたらふく食べてしまったような観後感がありました。

2009/04/25-19:00
France_pan×トイガーデン混同公演「どれい狩り」
テキスト:安部公房
演出:伊藤拓・安武剛
出演:本條マキ/加藤智之/神藤恭平/濱本直樹/速水佳苗/宮川国剛/太田彩香/後藤篤哉/穴見圭司/宮階真紀/三田村啓示/松嵜佑一/吉田圭佑
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2009年04月19日

玉井敬友事務所「脱線─何が彼をそうさせたのか─」

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 2005年4月25日JR福知山線で発生した脱線事故は、乗客乗員合わせて107名の死者と562名の負傷者を出す大惨事となりました。それから4年。現場からおそらく最も近い劇場であるピッコロシアターで、この事故を題材として芝居が上演されました。

 残念ながら、作品としては決して高く評価できるものではありませんでした。芝居の中心は列車を脱線させた運転士ですが、「何が彼をそうさせたのか」についてなにがしかの掘り下げをしたとは思えない内容でした。

 描かれたのは運転士を取り巻く家族と友人の愛情と、商業主義に走った企業と上司のプレッシャーといったもの。“日勤教育”の厳しさが運転士を追いつめたとでも言いたかったのでしょうか? そんな単純化した発想で何がわかるというのでしょう。

 正直、途中で退席しようかと思うほど中身の薄い芝居でした。

2009/04/19-14:00
玉井敬友事務所「脱線─何が彼をそうさせたのか─」
作・演出:玉井敬友
出演:松本薫平/岡本寿美/清原千賀/玉井敬友/三浦 求/西森教貴/三浦加洋子/駒崎有美/山本純子/山岡久子 /伊藤有紀子/谷口浩志/阪口幸徳/谷田奈央/大西衛一
演奏:清水玲子/横山亜美/井上望美/角南麻里子/内野 佳子
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2009年04月11日

ソリ「GREAT WALL」

GREATWALL.jpg

壁の向こうから祭りの音が聞こえて、
あんなに楽しそうなのに、
すっごく盛り上がってるのに、
「こっちにおいでよ!」とか聞こえてくるのに、
壁一枚あるだけで、全然関われない!
しかも「ヒュー!」って何だ、さっきから!
グズグズ赤ちゃんが、なぜか泣き止むソリvol.3
(チラシより)

 落書きだらけの壁を前に集まった男女のグタグダな会話劇。展開はあるけれどストーリーはない舞台。こういう作品ってどうやって作るのか不思議。

 肩の力は抜けまくりで、筋を追わなくてもただまったり雰囲気に漬かっているだけで楽しめるコントみたいなもので、これはこれで良いかなーとも思いますが、拍手するのは違和感がありました。

2009/04/11-18:00
ソリ「GREAT WALL」
COCON烏丸shin-bi/当日券1200円
作・演出: 大歳倫弘
出演:松田直樹/西村直子/喜多春仁/中野遼/神田典子
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2009年03月27日

GiantGrammy「あれれ?詐欺かも」

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ここはある占い師の館。
そこには占いに来たというには不釣合いな男二人がいた。

借りた金を今日中に返さないとマグロ漁船に連れて行かれる
借金まみれの堺(真心)と、
金を返せない堺をマグロ漁船に連れて行こうとしている
借金の取立屋、夏目(ともさかけん)。

堺はこの館でどうしようもない計画を立てていた。

もう、自分には後が無い。返せる金なんて一銭も無い。
そこで思いついたのが、ある男を偽占い師にしたてあげ、
後輩の岸部(嶌田忠士)をだまして高額な壷を売りつけようという
なんともおばかな計画。

・・・中略・・・

嘘が嘘でふくらんで、だんだん誰が誰をだましているのか
何がなんだかわからない!

・・・中略・・・

堺の無謀な計画は、とんでもない方向に・・・?
(ホームページより抜粋)

 間抜けな作戦の詐欺と勘違いが絡み合うコメディ。真心とともさかけんはいずれもまったり感の強い役者で、ゆるーい雰囲気が心地よい。展開はご都合主義的な面も多いが、それもお約束という所でしょう。

 大部分の展開はある意味普通なのですが、ラストのラストでまさかの大仕掛けで呆気にとられました。会場であるin→dependent theatre 1stの通常の配置(東側に舞台、西側に客席)を逆にしてあったため、入った時からなぜだろうと不思議だったのですが、これをやるためだったとは‥‥!

 おまえらバカだろ。ほんとにもう、だから大好きです。

2009/03/27-19:30
GiantGrammy「あれれ?詐欺かも」
in→dependent theatre 1st/前売券2800円
脚本:ともさかけん
演出:ともさかけん&GiantGrammy
出演:真心/ともさかけん/渡辺健太郎/嶌田忠士/福田恵
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2009年03月15日

浮遊許可証「月ヶ嶽の兄弟」

tukigatakenokyoudai.jpg

これは、一匹のねずみが見たお話──
 ところは、江戸の貧乏長屋。ボロをまとった、兄弟ふたり。
兄・万次(まんじ)はまっとうに働きもせず、ツケで飲み食い、大盤振る舞い。まじめでカタブツの弟・朔丸(さくまる)は、そんな兄を見てお説教をくり返す。万次に縁談が持ち上がったことから、絡み合う因縁の糸がほどかれていく。ふたりには、生き別れになった女きょうだいがいた──

 人に化けたねずみ。陰と陽の兄弟。井戸の底に捨てられた少女。顔を見せぬ花嫁。妖しい大家、長屋連中。押入れにひそむ間男。
 ニッポンの〈色〉と〈闇〉を散りばめて織りなす、「浮遊許可証」版大江戸綺談。
(チラシより)

 時代劇でファンタジーでミステリー。喜劇と悲劇と勧善懲悪と冒険譚。いろんな要素が全部詰まったような満腹な舞台だったが、ほどよい加減で楽しめました。

 ミジンコターボの片岡百萬両と月曜劇団の上原日呂という、ものすごい数の客演をこなしている役者が揃って出演。この人たちはどうやって台本を覚えているのか不思議ですが、他の出演者も含めてこの顔ぶれなら外れないだろうと予想して観劇し、予想通りでした。

 何かしっくりこない違和感が、どんでん返しで明かされる展開。ああ、そうだったんだ。主人公の、取り返しのつかないミス。これほど悲しいことはない。でも、どこにも救いはないのに、何か爽快な印象。

 後からチラシをよく見たら、劇団の紹介として「観る者の心に爪痕を残す、リアルな痛みと独自の空気感を持ったファンタジー」とありました。なるほど、確かにそうだ。気持ちいい爪痕が残りました。

2009/03/15-14:00
浮遊許可証「月ヶ嶽の兄弟」
芸術創造館/前売券2500円
作・演出:坂本見花
出演:片岡百萬両/加藤智之/前渕さなえ/上原日呂/高依ナヲミ/小中太/上野真紀夫/中村真利亜/後藤菜穂美/白井宏幸/陰核/竜崎だいち
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2009年03月08日

伏兵コード「誰も寝てはならぬ!」

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カラスのくちばしを、町役場に持って行っては小銭を稼いでいた父が亡くなった。
三男二女の兄妹達は、山々に囲まれた葬儀屋に集まる。
父は遺言を書いていた。遺言の締めくくりは、「誰も寝ては鳴らぬ!」。
長い長い、雨降る夜。大雨洪水警報発令中。
兄は言う。「親父の葬儀代がない。」
カラスが鳴いて、牛は助かる。
小銭を稼いでいた父は、亡霊となり何を想ったか。
(チラシより)

 暗い。とにかく暗い。陰惨。骨肉の争い、醜い人間の集まり。何の救いもない。そういう話。

 伏兵コードは前作も拝見しましたが、陰惨なのは同様。ただ前回は狂人姉妹に囚われた普通の人がおかしくなっていく話だったのに対し、今回は全員最初からおかしいので、感情移入できる人物がいない。嫌いな人はたまらないだろう。

 こういう作品が許されるのは小劇場ならではだが、小劇場の世界でも比較的ニッチなジャンルだろう。だから、こういう作品がここに存在することをもっと強くアピールする必要があると思われる。

 好きな人は好きで、しかもなかなか得られない体験だ。しかしチラシの雰囲気では、ここまで強烈な内容だということが伝わらない。その点はある意味もったいないとも言える。PR方法は悩ましいだろうが、切り開いて欲しい。

2009/03/08-17:00
伏兵コード「誰も寝てはならぬ!」
in→dependent theatre 1st/当日券3300円
作・演出:稲田真理
出演:赤星マサノリ/石原正一/宮川サキ/魔人ハンターミツルギ/稲田真理
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2009年03月07日

尼崎ロマンポルノ「鉄鋼スベカラク」

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 鉄工所の娘として生まれた双子の姉妹。姉は父に物語をせがむ。流刑島の盗賊集団と鯉の話の、なかなか進まない物語の先を、妹は聞いていた。その妹は製鉄所のある島で火災に巻き込まれて死んだ。妹の恋人はその火災の真相を探るべく新聞記者になったと、携帯メールで姉に伝える。どこまでが現実、どこからが妄想、誰が正気、渾然一体となった物語。

 チラシの裏に書かれていた粗筋的な文章が実際の内容と全然違ったので、久しぶりに自分で筋を描きました。チラシの文章はイメージかな。

 尼崎ロマンポルノの前回本公演「映りゆけ咲子」はウイングフィールドの狭い空間に押し込まれた濃密な世界でしたが、今回は精華小劇場の円形舞台という比較的開いた空間での公演。それでも独特の濃密さは変わりません。

 誰が正気で誰が狂っているのか、誰が生きていて誰が亡霊なのか、とにかく最後まで幻想と現実が入り交じって気が抜けません。その不気味さがこの劇団の持ち味なんだろうと思いました。

 私は鉄鋼メーカーで働いているのでこのタイトルには敏感に反応してしまいますが、“鉄工”と“鉄鋼”をきちんと区別してイメージできている辺り、作者の周辺にそういう職業の人がいるのかもしれません。製鉄所の力強く恐ろしい雰囲気は好印象です。

 円形劇場に合わせた舞台構造も良かったです。先月観た作品は方向性のありすぎる演出で場所による当たり外れが大きかったのに対し、この作品は恐らくどっちから観ても同様に楽しめたと思います。

2009/03/07-19:00
尼崎ロマンポルノ「鉄鋼スベカラク」
精華小劇場/当日券2500円
作・演出:橋本匡
出演:村里春奈/堀江勇気/森田真和/田米克弘/寺本多得子/コーディー/松田卓三/平井佐智子/大江雅子/橋本匡
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