2010年01月09日

デス電所「急襲キルフィールド」

kyuushuukirufi-rudo.jpg

その温泉街には、七つの露天風呂があった。
その七つの露天風呂は、地獄巡りと呼ばれていた。
その地獄巡りは、二つの旅館が取り合いをしていた。
その二つの旅館には、それぞれ秘密があった。
その秘密は、誰にも漏らしてはいけなかった。
やがて秘密は毒となり、
ガスとなって吹き零れ出す。
(チラシより)

 温泉街を舞台に、商売と恋愛と犯罪が入り交じったドロドロの話。登場人物がみんな自分のことしか考えてない身勝手な人格でありつつ、堂々と欲望を追求してはばからない。タブーも何もありゃしない痛快さはデス電所の作品として正統でしょう。

 その独特の世界は嫌いではないのだけど、感情移入できる「まともな人間」が出てくる方がむしろ狂気が引き立つのではないだろうか。あまり行き過ぎるとただ滑稽なだけの描写になりかねない。

 また、ラストの殺戮は途中でだんだん飽きてきました。現実には、何発も撃たれた後に戦い続けるなんてできるもんじゃない。あれではまるでゾンビだ。いやゾンビなのか?実はそういう設定だったとしても不思議はない気がする。実際どうなのかはわからないが。


2009/01/09-14:00
デス電所「急襲キルフィールド」
ABCホール/前売券3000円
作・演出:竹内佑
音楽・演奏:和田俊輔
出演:山村涼子/丸山英彦/田嶋杏子/豊田真吾/福田靖久/山崎彬/四宮章吾/吉川莉早/村里春奈


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2009年12月26日

芝居処味一番「ラーメン」

ra-men.jpg


(前略)
舞台上にはこたつ。
それに散乱した漫画。
どっからどうみてもダメな感じの部屋です。
まさに我が家のよう。
そんな部屋でなんだかいろいろします。
いや、そんなにいろいろはしませんが、何かあります。

この部屋で何があるのか?
想像してみてください。
どんなことも起こる可能性がありそうですよね?
いろいろ思いながら見てもらいたい。
そんな芝居です。
(後略)
(当日パンフより)

 若い男の一人暮らし的なアパートの一室を舞台としたワンシチュエーション芝居。学生っぽいけれど、会話からするともう学生ではないようで、人間関係がよくわからなかった。

 最初のうちは自堕落な雰囲気の生活がだらだらーっと描かれて、後半からやかましいキャラが登場する。その上で主人公の過去が語られるわけですが、正直なところ物語の進め方がこなれていない印象でした。役者の演技もまあ頑張ってはいるんですが、心を捉えるレベルではなかったと思います。

2009/12/26-19:00
芝居処味一番「ラーメン」
in→dependent theatre 1st/当日券2500円
作・演出:南勇樹
出演:板としあき/置名渓吾/勝山修平/浅倉サキ/峯毛/南勇樹
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2009年12月19日

桃園会「ぐり、ぐりっと、」

guriguritto.jpg

私は今現在、私のなかに私を滅ぼすものを飼っている
私を滅ぼせば、それは無論私と共に滅びる運命にあって
何とも誠に厄介な代物であるが
私の場合、それに名前と実体があって、ないよりは良いと思うのだ
名前も実体もない恐ろしいものを飼っているよかね
社会とか、人とか、人々とか、そこに、飼っているのか、巣食われているのか、
ただ、在るのか、
名前をつけはたしから実体が消えてゆく、そんな恐ろしいものよりかね
まだ克えるでしょ
なんてことを考えた9月の空は、うすぼんやりと素知らぬふりで
で、じっさい、またそんなお話なんでしょって
はい、恐ろしい方のね
(チラシより)

 深津篤史の脚本3本のうち2本を劇団ジャブジャブサーキットのはせひろいちが、1本を遊劇体のキタモトマサヤが演出する短編三作公演。

「ぐり、ぐりっと」(演出:はせひろいち)
 ファンタジーなのか何かの暗喩なのか、一人ずつ神様がついていて姿も見えて会話も出来るという世界。でも、どうやら別の世界から来たらしき主人公にはついてないので、その辺にいた猫を神様にして連れて行けと言われる。それでいいのか、そんなものなのか。
 何かのメタファーなのか宗教に対する皮肉なのか、どういう意図で書かれた作品なのか判断が付きかねたのですが、すっとぼけた様子は嫌いじゃなかった。

「月灯の瞬き」(演出:はせひろいち)
 02年の作品。ホームパーティがお開きになった後、居残った酔っ払いの気だるいトーク。人間関係が複雑のような単純のような微妙な感じではっきりさせられない、はっきりさせない方が良さそうな雰囲気。だからどうだということもない場面をきちんと舞台にした不思議な作品でした。

「カラカラ」
 95年の作品。阪神大震災直後の避難所の様子。どういう背景を持つのか良く分からない4人と、その中の一人を訪ねてくる同僚。これといって大きな事件が起こることもないが、たまに来る余震にびくびくしながら、そこそこ前向きに生きている。

 特に何かが起こることもなく場面が淡々と描かれている点は三作に共通で、こういう戯曲を書くのも演出するのも難しいのではないかと創造するが、できあがったものは結構ちゃんと物語になっている。不思議な作風だなあと思います。

2009/12/19-19:00
桃園会「ぐり、ぐりっと、」
アイホール/当日券3300円
作・監修:深津篤史
演出:キタモトマサヤ/はせひろいち
出演:亀岡寿行/はたもとようこ/紀伊川淳/森川万里/橋本健司/長谷川一馬/川井直美/寺本多得子/山本まつ理/出之口綾華/大熊ねこ/大本淳/金替康博
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2009年12月12日

下鴨車窓「人魚」

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 知らない時代の、遠い世界の話。
 とある漁村では深刻な悩みを抱えていた。若い漁師が海に出るたびに行方不明になっているのだ。噂によるとそれは人魚のしわざだという。沖合の小島を漁師が通りかかると、どこからか歌が聞こえてくる。その歌に誘われて行くとそのまま帰ってこなくなるらしい。村は若い漁師を失い存亡の危機に立っていた。
 ある中年の漁師はまた別のことを考えていた。彼もその小島は何度か通りがかっていたのだが、一度としてその歌を聴いたことがない。耳が悪いというわけでもない。その歌はこの世のものとは思えないほどの美しさだという。一度でいいから聞いてみたいと思っていたのだった。
 ある日、村の長老たちは人魚の捕獲をその漁師に命じた。漁師は長い時間をかけてやっと人魚を捕まえて戻ってくる。それはふてぶてしい態度で、どこからそんな美声がと思われるほどだった。まずは飯を食わせろと言う。なんだか寒い、着るものはないのか。咳が出る。陸地に上がって歌えるわけないじゃないか。近所のガキどもを追い払え。
 世話をする漁師の娘も泣きだそうというものだ。
(チラシより)

 上記のあらすじは物語が始まるまでの経緯みたいなもので、舞台はその後から描かれる。チラシのこういう使い方は良いと思う。舞台の前半が背景説明で費やされなくて良いからだ。ただ、今回はこのチラシを読んでいなくても問題ない程度には舞台上で説明されていた。

 確かこの作品の出演者はオーディションで決めたと読んだ気がするが、風貌も声もピッタリで、上質な小品に仕上がっていた。特に漁師と人魚を演じた二人が良かった。

 とにかく性格の悪い人魚(これは新しい!)に翻弄される実直な漁師と娘。娘は村の若い漁師に恋をしているらしい。そして怪しい(いんちきくさい)占い師が状況をひっかきまわす。たったこれだけの登場人物だが、ちゃんとその世界を形成できており、安心してそこに入り込むことが出来た。こういう“舞台の質感”を創れる劇団は多くない気がする。

 下鴨車窓を観劇するのは今回が初めてだが、次回も観たいと思わせる出来栄えでした。

2009/12/12-14:00
下鴨車窓「人魚」
アトリエ劇研/当日券2500円
脚本・演出:田辺剛
出演:平岡秀幸/森衣里/豊島由香/宮部純子
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2009年12月05日

コトリ会議「もぐとパンをかじるのだ」

mogutopanwokajirunoda.jpg

鉄塔に上ってみるのだ
星の丸さを感じる程に
輪廻の景色が広がるのだ
移動するたくさんの人
倒れて流れたカモメの群れと
溢れ止まらん音と音
空が広がったまたその上に
昼間の星が瞬いた

もぐとパンをかじるのだ
あんなに遠くにいるのなら
せめて
私は土を踏み締め
あなたとわたしを思うのだ
(チラシより)

 ソ連とアメリカとドイツとパレスチナと、それから宇宙と。さまざまな場所と時間を交錯しながら、優しさと切なさと希望と絶望が入り交じった物語が綴られる。タッチはとても柔らかく、とぼけた調子でわらわらと演じられるのだが、描かれているテーマは実際とても深いものだ。

 ソ連がスプートニク2号に乗せて宇宙に送ったクドリャフカという犬は、最初から生還の予定がなかった。パレスチナで暮らす幼い少年少女は、イスラエル軍の侵攻によって殺される。どちらもいわゆる、理不尽な運命に翻弄されるキャラクターだ。

 一歩間違えれば憎悪の塊になってもおかしくない立場なのに、あくまでもコミカルに演じられるので最初はかなりミスリードされました。これはきっと、運命の受け止め方に対する提案なのだろう。一種の悲劇にも関わらず、観後感はやさしさで溢れたものでした。

 一見ドタバタした雰囲気でありながら、実は内容の割に抑制した演技演出だったんだと後から思いました。印象に残ったセリフは「僕が最後に怒ってしまったから‥‥」。

2009/12/05-19:00
コトリ会議「もぐとパンをかじるのだ」
ウイングフィールド/当日券1500円
作・演出:山本正典
出演:岩本真一/牛嶋千佳/笠江遼子/山本正典/小永井コーキ/出本雅博/寺尾有司/原聡子
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2009年11月23日

悪い芝居「最低の夢」

saiteinoyume.jpg

1クールで終了した深夜番組が、僕の部屋でリメイクされる!
何故か股間に突起物つけて、つまんなければ即カットジェットフライ!

君に愛 君の自由に愛 自由を駆使し、僕の部屋から去ってく君にも愛
絶望の淵に立つ度に、邪魔してくるのはいつも愛
「愛が邪魔して、釣りあわねえ!!」と、夢の中では叫びたい。

悪い芝居最新作!!!!!!!!!!!
性器末ミラクルキラーカットアクト『最低の夢』!!
全裸で電車に乗ったのですが、20分ほど、世界は静かでした。必見。
(チラシより)

 悪い芝居を観劇するのは2度目。前回は「東京はアイドル」で、演劇のお約束を打ち破ろうとする面の強い作品でしたが、今回も何かを打ち破ろうとする印象が強く感じられました。

 描かれていた内容はひたすらセックス、セックス、セックスの応酬であり、予想せずに来た人はかなり面食らったのではないだろうか。チラシに書かれていた惹句は全然関係なかった点はちょっと残念。

 むちゃくちゃな舞台のように見えて実はかなり入念に考えて作られていると思いましたが、それによって表現したかったことは何かと言うとよくわかりません。タブーを破ることは派手ですが、破るだけでは表現にならないと思います。

 とは言え、何かやらかしてくれそうな期待を持たせる劇団なので、もうちょっと見続けてみたいと思いました。

2009/11/23-15:00
悪い芝居「最低の夢」
ART COMPLEX 1928/当日券2800円
作・演出:山崎彬
出演:山崎彬/四宮章吾/大川原瑞穂/吉川莉早/西岡未央/梅田眞千子/植田順平/山村哲也
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2009年11月22日

evkk(エレベーター企画)「voy」

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著名な精神科医Xの愛娘が、目の前から忽然と姿を消した。
必死の捜索にもかかわらず、娘の行方はようとして知れず
絶望に打ちひしがれた彼は、孤島の別荘にひきこもっていた。
ある日、そこにAという女性がやってくる。Aの語る妄想は
ある少女が、親の前から姿を隠す物語だった。
娘の失踪と奇妙な符丁を持つその物語にひきこまれ
XはAの治療を開始するのだった……
(チラシより)

 エレベーター企画の公演は昨年の2月に「後瀬の花・安穏河原」を観て以来2度目。まったく違った作品ですが、シンプルな舞台上に深淵な雰囲気を造り込む力量は同様で、見事なものでした。

 メインの舞台は手前に傾斜した平面になっており、金色のシートが貼られています。水をイメージしていると思われたこのシートが終盤で重要な役割を果たすわけですが、まさかの展開でした。

 幻想と現実が入り混じる物語だろうなーと開始10分程度で感じたものの、どこが幻想でどこが現実かはなかなか判別できず、結局ラストまで真実を見抜くことはできませんでした。ただ本当のラストはちょっと反則だと思いましたが。

 精神病を扱った芝居はよほど上手にやらないと安っぽくなってしまいがちな気がしますが、本作は十二分に巧く作られていました。この劇団はまた観たいと思います。

2009/11/22-19:00
evkk(エレベーター企画)「voy」
芸術創造館/当日券3000円
出演:土本ひろき/宮下牧恵/森崎正弘/若林ゆい/中野螢/服部悠夏/谷省吾/山田一幸
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2009年11月21日

維新派「ろじ式」

rojisiki.jpg

直立する電柱
影の直角三角形
電線の上の黒い鳥
多点透視のガラス窓
整列する少年少女
靴と裸足の並列
歌われる数式
(チラシより)

 噂に聞く維新派の公演、初めて観ました。今回は精華小劇場というさほど大きくない劇場の屋内空間のため、有名な野外公演に比べると規模は小さく、ショーケース公演とも言われているようです。

 木箱に吊られた骨やガラクタのオブジェが舞台からはみ出して飾られ、客席まで包み込むように世界を作っていました。舞台上にも同じようなオブジェが大量に詰まれ、それが役者達によってパズルのように組まれては解体される様子は相当に見物でした。

 ビジュアルにせよ音楽にせよ非常によく造り込まれた美しさは感じられましたが、ただ難を言えば途中で飽きる。全体を通じたストーリーがない(もしくは見出せない)ため、集中力を持続する拠り所がないのです。ただひたすら意味のわからないダンスを見続けるのは、ダンスそのものがいかに美しくても私には辛いものがあります。

 似たような雰囲気の作品として少年王者舘が思い浮かびましたが、あちらは最初のうち意味不明でもだんだん物語が見えてくるものです。しかし維新派はまったく見えてこない。楽しみ方がまだつかめていないからでしょうか。色々と消化不良の印象が残りました。

2009/11/21-18:00
維新派「ろじ式 〜とおくから、呼び声が、きこえる〜
精華小劇場/前売券4000円
作・演出:松本雄吉
出演:岩村吉純/藤木太郎/坊野康之/森正吏/西塚拓志/金子仁司/中澤喬弘/貝田智彦/石本由美/平野舞/稲垣里花/江口佳子/中麻里子/尾立亜実/境野香穂里/大石美子/大形梨恵/土江田賀代/田口裕子/沙里/近森絵令/吉本博子/石橋秀美/市川まや/今井美帆/小倉智恵/木下なず奈/桑原杏奈/ならいく/松本幸恵/森百合香/長田紋奈
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2009年11月14日

遊劇体「演劇×世界」

engekixsekai.jpg

3年半振りの新作となります。
書き方はもう忘れてしまったようです。
だから〈描く〉ことにしました。
モノガタリは単純でよいと思ってます。
私は円空仏のような戯曲を、と考えているのです。

山中異界に死者がいて、
夕陽の沈むところにある浄土を臨み、
潮の満ち干とともに〈ニンゲン〉を想う。

それだけでよいです。
〈世界〉は〈ニンゲン〉の魂漂うところ此処其処彼処に在るのですから。
俳優の語り部としての法力を信じようと思います。新たな挑戦です。
(チラシより)

 様々な演劇のエッセンスが絞られた舞踏のような作品。何がなんだかわからないという印象も否めないが、上記のように、描いたと説明されればそうかと思う。

 どうやら様々な出典を持つ戯曲になっているようだが、残念ながら浅学にしてほとんど元ネタがわかりませんでした。マクベスくらいはわかりましたが、ちゃんと色々な古典を知っていれば、もっと楽しめたことでしょう。

 とは言え、何も知らなくても表現と迫力は充分に感じ取れました。この感覚を言葉で説明するのは、いさぎよくあきらめましょう。

2009/11/14-19:00
遊劇体「演劇×世界 世界は恋人たちを愛してい
ウイングフィールド/当日券2800円
出演:大熊ねこ/菊谷高広/坂本正巳/こやまあい/村尾オサム/戸川綾子/あた吉/条あけみ
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2009年11月07日

三角フラスコ「星屑とボタン」

hosikuzutobotan.jpg

取り壊しが決まった古い団地。そこに暮らしていた夫婦。
建物としての役目を失い終わってゆく部屋。
離婚を決め、消えかかる二人の関係。
そこへ子どもの頃、その部屋に暮らしていたという青年が訪れる。

場面は変わって、
とある老人介護施設で生活を送る、もう一組の夫婦。
ゆったりと流れて行く日常。
しかし彼らもまた、やがて静かに終わりを迎えようとしている。
(チラシより)

 初めて観る劇団かと思っていましたが、調べたら1年ほど前にも観ていました。その時は精華小劇場で、今回はウイングフィールドです。前回はかなりごちゃごちゃした舞台装置だったのに対して今回は限りなく素舞台に近いシンプルなもの。

 二場構成で、一場と二場の登場人物は少しだけ重なり、長い時間の経過が醸し出される。しかし両方とも描くのは何かの終わり。具体的には結婚と人生。一場ではやや激しく、二場はひたすらゆったりした時間が流れる。

 前回観た時には何を伝えようとしているか分からないという印象を受けたが、今回はむしろ、押しつけがましく何かを伝えようとはしていないことが良い印象に繋がった。特に後半が良かったと思います。

2009/11/07
三角フラスコ「星屑とボタン」
ウイングフィールド/当日券2800円
作・演出:生田恵
出演:瀧原弘子/七海良郎/熊谷由海/真田鰯/藤原貢/半田深雪
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2009年11月02日

オリジナルテンポ「喋るな、遊べ!」

shaberunaasobe.jpg

シンガポール、ロンドン、エジンバラ、そして大阪。世界を唸らせた鉄板ネタの数々を!
音楽と演劇と映像と光と影の融合の一つの頂点を!くだらなくもファンキー!微妙な間合いと、おおざっぱな身体の動き!「そこにあるもの」を使った「演劇的だけど日常的な」ライブパフォーマンスは、見るものを異次元に運ぶ。演出はウォーリー木下。俳優、ダンサー、音楽家、映像作家、照明家、デザイナーたちが集まったクリエイター集団オリジナルテンポの「新しい遊び」をご覧ください!
(チラシより)

 予備知識なく観に行って、衝撃的でした。上記の通り演劇というよりライブパフォーマンスの集合体なのですが、それでも決して即興だけで作っているわけではなく、ちゃんと練習して細かく作り込んでいることがわかります。

 基本的にセリフは一切なく、だから海外公演も多数こなしているようですが、感性だけで理解できる内容。そして携帯も切らなくていい、写真撮影もおしゃべりもOKという常識外れのスタンス。ただし“大人の事情で”飲食だけはNG‥‥これも笑いをとっていました。

 その場でサンプリングした音を繋いでリズムを作って踊るというシーンがありましたが、最前列に座っていた私はマイクを突き付けられて「好きな歌を歌ってください」と‥‥!かなり焦りましたが、一応なんとか歌いました。何を歌ったかは秘密です。

 とにかく大笑いした舞台、楽しかったです。

2009/11/2-19:30
オリジナルテンポ「喋るな、遊べ!」
精華小劇場/当日券3500円
演出:ウォーリー木下
パフォーマー:平林之英/坂口修一/兵頭祐香
ギタリスト:高山勝典
音響:児島塁
ダンサー:上松泰明
コレオグラファー:コトバタクミ
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2009年10月31日

子供鉅人「IN THE BLACK」

intheblack.jpg

なにもかもが輝き尽くしたあとは 無惨にさみしい燃え殻の山積みだけが 唯一の眠るところ
「おーい、はやくねてしまいなさい」
という懐かしい声は、どこか遠くへ 今は唖の蛍光灯がさんざ輝いて へんなことばかりあばきたてる
彼らはただ暗闇のなか 逃走も前進もかなわぬまま 静かにぐんぐん成長してしまう
「そこで笑ってんのは誰だ?お化けだったら承知しないぞ!!」
夜をさまよう若い男と女を通して、暗闇に浮かび上がるエロスと暴力、そして、メルヘンを巡るイメージを舞台空間に堆積させる。IN THE ...に続く言葉の消失にも、なお生きざるをえない人々の風景を描き出す幻視的舞台。
(チラシより)

 タイトル通り黒を基調としてほぼ素舞台に近い空間で、場末の雰囲気漂う退廃的な世界が描かれる。内容は、おおむねチラシの言葉のまま。一貫したストーリーはあまりないが、世界観のようなものは確固として存在していたと思う。

 出来事というよりライフスタイルや人々の属性を描くような作品だ。私が生きている世界とは全然違うものなので、ちょっとした憧れもまじった印象を持つ。実際にああいう世界で生きている人が観た場合の印象はまた異なったものになるだろう。そういう人が芝居を観に来るかどうか、微妙だけど。

 頭に斧がささった女の子のお化けが(ビジュアルのインパクトを差し引いても)印象的でした。

2009/10/31-19:30
子供鉅人「IN THE BLACK」
芸術創造館/当日券2800円
構成・演出:益山貴司
出演:BAB/益山寛司/蔭山徹/小中太/樹木花香/四万十川友美/大前光市/福森慶之介/益山貴司 他
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2009年10月25日

ミジンコターボ「お母さんがゾーマ!」

okaasangazoma.jpg

10歳の誕生日をむかえる少女アスカ。父親がドラゴンクエストIIIをプレゼントとして買ってくるも、母親はアスカの学力低下を心配し大激怒。父と母が大喧嘩。遂に父親は家を出て行ってしまった。残された少女アスカは、現実世界から目を背けるようにドラゴンクエストIIIの世界に入り込んでしまう事に…。日本最年少ニート・アスカが繰り広げるドラクエワールド大冒険活劇!!!
(チラシより)

 ミジンコターボのショートショート。本公演との違いは脚本が片岡百萬両によるという点だそうです(当日パンフより。本公演は竜崎だいち脚本)。で、多分当人の趣味に走ったテーマになっています。

 上記のあらすじにあるように、今回は完全にドラクエネタ。でも私はドラクエをやったことがありません。それでもまあなんとなくRPGの雰囲気だけはわからなくもないので、それなりに楽しめました。でも知っていればもっと面白かったのでしょうね。

 終演後のホールの雰囲気も、演劇というよりイベント会場。出演者たちがDSのすれ違い通信などをやっていました。

 軽いノリの作品らしく、役名もかなり役者の本名。主人公のアスカにしてもそうでした。南雲飛鳥さん、最初ずいぶん若い役者だと思ったらどうやら子役のようです。さすがに10歳ではないようですが、こんな歳から舞台に立ってる人って、将来どんなふうになるのでしょうか。

2009/10/25-15:30
ミジンコターボ「お母さんがゾーマ!」
シアトリカル應典院/当日券2500円
作・演出:片岡百萬両
出演:片岡百萬両/山口いずみ/竜崎だいち/川端優紀/Sun!!/後藤啓太/南雲飛鳥/山田将之/井田武志/真心/吉田青弘/花田綾衣子/ナカバシマリナ
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2009年10月24日

shelf「私たち死んだものが目覚めたら When We Dead Awaken」

watasitatisindamonoga.jpg

〈劇的エピローグ〉という副題のついたこの作品は、
文字通りイプセン最後の作品となった。
主人公である彫刻家ルーベックが吐露する自己断罪と新生への希求は、
そのまま作者自身のものとして迫ってくる。

戯曲の真価を舞台で発揮するのは非常に困難とされてきた本作──
写実主義から象徴主義へと移行するイプセン最後の戯曲を以て、
近代を越え、現代を照射する作品に再構成します。
(チラシより)

 東京の劇団shelfの京都公演。私がshelfを観るのは2回目です。前回の感想(2006/05/03「R.U.R. a second presentation」)に書いたように、主催者で演出家の矢野さんとは面識があります。なのであえて誉めないようなことを書きますが:

 作品は前回も今回も、とても美しい舞台でした。過去に私はメガトン・ロマンチッカーの舞台を「どの瞬間を切り取っても絵になる」と評しましたが、美しさではその上を行きます。しかし、メガチカの舞台には美しさと猥雑さが同居した上で「絵になる」と感じたのに対し、shelfの舞台は美しさしか感じない。

 例えばウルフハイムという登場人物は、野卑で俗物というキャラクターのはずなのに、やっぱり美しくて「貴族が野蛮人を演じている」ように見えてしまう。同じ人物が語り手の役も果たしていたせいもあるでしょうが、演出あるいは演技として、あれで良いのだろうか?

 芸術を上手に論ずる言葉を知りませんが、どろどろ・ざらざらな部分もあるはずの物語なのに、全体にさらさらな感触で統一されてしまっていたような気がします。

2009/10/24-19:00
shelf「私たち死んだものが目覚めたら When We Dead Awaken」
アトリエ劇研/前売券2500円
原作:ヘンリック・イプセン
構成・演出:矢野靖人
出演:阿部一徳/櫻井晋/山田宏平/秋葉洋志/片岡佐知子/川渕優子/大川みな子
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2009年10月23日

売込隊ビーム「徹底的に手足」

tetteitekiniteasi.jpg

軍備を強化、国力を上げよ。
ナショナリズム全盛の時代に大型軍用機は作られた。
ずらり200体、海向こうの脅威への威嚇。
彼らはそんな戦闘機の整備士。
一度として実戦使用されたことがないこの兵器の軋みを徹底的に除去せよ。
なんて壮大な設定を覆す、奇抜で緻密な会話劇。
(チラシより)

 売込隊ビームを観劇するのは4回目。すっとぼけた会話から始まって、ちょっとずつ謎が深まり、意外な事実がじわじわと明らかになり、最後にどんでん返し──というのがパターンになっているような気がしますが、今回もそうでした。とは言っても毎回まったく異なるシチュエーションを構築していますので、マンネリになっているわけではありません。

 4回目で気づいたこととして、山田かつろうはどんな役を演じさせてもはまる。巧い役者とはこういう人のことでしょう。

 しかし何気にこの劇団はきわどいテーマを題材にしています。アングラというほどではないけれど、かと言って昼のテレビで放送するのも難しそうな、微妙なバランス。そこが持ち味で良いかと思いますが。

2009/10/23-19:00
売込隊ビーム「徹底的に手足」
HEP HALL/前売券3000円
作・演出:横山拓也
出演:三谷恭子/山田かつろう/宮都謹次/竹田桃子/杉森大祐/辻るりこ/二曽純/小山茜/草野憲大/窪田道聡
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2009年10月17日

オリゴ党「西には果てがないから」

nisiniwahateganaikara.jpg

旅なんて嫌いだ
(チラシより)

 西遊記の登場人物になりきって砂漠を旅をする一行。でも実は特殊なスーツに身を包んだバーチャルリアリティで、本当の彼らは南極にいる。目的はスーツを使った新しい旅行体験か、それとも‥‥?

 という感じのストーリー。たまにジョジョネタが混じる孫悟空(?)達のコミカルな冒険譚と、研究員達の陰謀めいた話が交錯しつつ混じり合い、最後はけっこうシリアスというかスピリチュアルな展開に落ち着いていく。

 色々と示唆的なセリフもありましたが、今一つよく分からなかった気がします。うーん。あまり難しく考えずに面白かったーで済ませればいいんだろうか? 彼らが伝えようとしたものがちゃんと自分に届いているか、まったく確信が持てません。まあ、面白かったけど。

2009/10/17-19:30
オリゴ党「西には果てがないから」
シアトリカル應典院/当日券2500円
作・演出:岩崎貞典
出演:田中愛積/恒川良太郎/倉橋里実/今中黎明/誉田万里子/渡辺大介/有馬ハル/宇野あい/風太郎/木下聖浩/秋津ねを/斉藤清士郎
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2009年10月10日

遊気舎「ソソソソ」

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前略、お母さん。
元気にしてますか、僕は今、ある町にいます。普通の町です。普通の人達です。普通の田舎です。
あ、たまにおかしな人もいます。夏が終われば帰ろうかとは思っていたんですがもう少し先にしました。

とこかの田舎町に一人の女性が父親の死を期に静かに帰って来た。
そしてその家に再び風鈴が鳴りはじめた。いつの間にかどこかに行っていたはずの新しい母の風鈴・・・。
その母も何年も前に亡き人となっている。
 都会の密集した住宅地やマンションでは暑さを和らげてくれるその音も
 時として生活騒音として嫌われる場合もある
都会に疲れた人達が田舎に帰ってくるのと同じようにその風鈴もまた田舎に帰って来た。
風を得た風鈴は、“水を得た金魚”のごとく生き生きと囁いている。

風鈴と音と共に何かが鳴りだしたようです。
もちろん僕のギターもかろやかに・・・
(チラシより)

 チラシからの引用が長いので内容は省略しますが、人情話とファンタジーの混成。ゆるーい展開で途中何度か寝そうになりましたが、最後はほどよく感動的。私は初見ですが劇団はこれで第37回公演とのことで、安定感のある舞台でした。「家族」を前面に押し出した展開は私みたいな者には少々辛いものがありますが‥‥。

 座長の久保田氏演ずる「羽曳野の伊藤」は面白い登場人物ですが、最初から客の受けが妙に良かったので、常連なら知ってるお馴染みキャラなんだろうと思われます(後で調べたらやはりそうでした)。ほとんど何もしてないうちから笑っている客がいるのは、固定客をしっかりつかんでいるという意味では良いことなのでしょうが、初見の客には何が起きているのか理解できず(実際は何も起きてなく、ただ彼が出てきただけ)、ちょっと疎外感を覚えることでもあります。

2009/10/10-18:00
遊気舎「ソソソソ」
芸術創造館/当日券3300円
作・演出:久保田浩
出演:西田政彦/魔瑠/小川十紀子/峯素子/石井正幾/宿南麻衣/羽曳野の伊藤/菊丸/近藤ヒデシ/や乃えいじ/牧野エミ
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2009年09月26日

タカコキカク「最新光速チルドレン」

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最速の転校生。音速の優等生。駿足の全力少年。冷徹なタイムキーパー。ジカン。時間泥棒。眠らない少女。孤高の天才科学者。2109年、彼らは生き急いでいた。世界のスピードは加速し続け、失速する機会を失っている。暴走する社会は止められるのか。失った自制心は取り戻せるのか。人間の欲望に果てはあるのか。子供たちが走った先に見たもの、それが本当のジカンの姿だった。
(チラシより)

 ある劇団の公演が舞台であり、劇中劇が本編と同じかそれ以上の比率を占めている。常人より遙かに高速で活動できるよう改造された子供たちの悲哀を描く芝居を、トラブルによってどうしても半分の時間で上演しなくてはならなくなった劇団員たちという二重構造だ。

 アイデアは悪くないと思う。が、それぞれ主役級の役者を取りそろえたにしてはチープな印象が否めなかった。なんとなくやっつけ仕事的に芝居していた感じもありましたが、それも演技の一部だったんだろうか? 構成が構成だけにその可能性もあり、微妙な感覚です。

2009/09/26-15:00
タカコキカク「超高速芝居 最新高速チルドレン」
ロクソドンタブラック/前売券2500円
作・演出:前田タカコ
出演:湯浅崇/花田綾衣子/片岡百萬両/真心/Sun!!/大沢めぐみ/前田タカコ/上原日呂
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2009年09月20日

乞局「汚い月」

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都内空港近くのマンションのリビング。
東埜(ひがしの)宅は靜(せい)と妻の真琴(まこと)の二人暮らし、子供はいない。
引っ越してきた頃は飛行機の音など全くしなかったのに最近は一時間に何回か飛行機の飛んでいる音がひどく聞こえてくるようになった。
国際線のターミナル新設に伴い、便の増発が相次ぎ、やむなく空港側が住民に何の事情説明も無く、ある空港会社の便だけはマンションの辺りの上空を迂回して離陸するようにしてしまったからだ。
しかも整備工場では何をしているのか分からないが夜中に煙突からモクモクと煙をあげて晴れた夜でもどんよりとしている。
そういう状況があるので、その地区では改善を求める署名活動・住民運動が起こっている。
未だ、その改善は見られない。
(チラシより)

 乞局は東京の劇団で、川崎在住の頃には何度か観劇しました。全体に不気味な雰囲気が漂い、暗く、救いも無く、観る者の気分を悪くさせるような作風です。終演後は“わざわざ金を払ってこんな芝居を観る意味があったのか?”と自問してしまうのに、なぜか次の公演にも足を運んでしまいます。そんな中毒性のある劇団です。

 そんな乞局が初の京都公演を行うと知り、嬉々として会場へ向かいました。今回は5年前の作品の再演ですが、私は初見です。

 過去に観た作品のように「登場人物の誰一人まともじゃない」ということはなく、何人かは普通の人物もいましたが、全体としてはやっぱりいつもの乞局で、むずむずするほど気持ち悪い心地よさを感じました。

 初の京都公演にしてはほぼ満席の客入りでした。京都はアングラというか前衛的な芸術が多い土地ですので比較的こういうのも受け入れられやすいだろうと思いますが、さて皆さんがどう感じたのか。

 次回も是非関西へ来て欲しいものです。

2009/09/20-14:00
乞局「汚い月」
ART COMPLEX 1928/前売券2500円
脚本・演出:下西啓正
出演:佐藤祐香/田中則生/西尾佳織/駒橋誉子/浅井浩介/佐藤幾優/石田潤一郎/墨井鯨子/岩本えり/三橋良平/井上裕朗/下西啓正
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2009年09月12日

劇団ピルココ「恋愛戯曲」

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 女性脚本家が山中の別荘で恋愛ドラマの〆切に追われている所へ、若いプロデューサーが催促にやってくる。しかしすっかりスランプに陥っていた脚本家は、プロデューサーにとんでもない要求をする──「お願い、私と恋をして!」。

 少し前の新聞にあった芸能欄で平田オリザの発言として、“以前の演劇ではオリジナル戯曲信仰のような風潮があったが最近はそれが薄れ、演出が主体となりつつある”という話が書かれていました。本作もそのパターンのひとつと言えるでしょう。「恋愛戯曲」はサードステージの鴻上尚史の脚本で、初演は2001年かな? 現実と劇中劇が互いに交錯して描かれ、時々混乱しますが、それも狙いでしょう。

 サードステージが客席数400以上の紀伊国屋ホールで上演した作品ですが、100人規模のロクソドンタブラックでちょうどよいと感じました。演出が上手にアレンジしたのかもしれませんが、役者が五人しか出てこないので、むしろ大劇場の方が難しいかも。

 全体にがんばっていましたが、役者のセリフはいかにも台本を覚えて演技しているという雰囲気が現れてしまっていたので、もう少し自然に見えるような訓練は必要だと思われます。

2009/09/12-19:00
芝居集団ピルココ「恋愛戯曲」
ロクソドンタブラック/当日券1800円
作:鴻上尚史
演出:杉洋介
出演:中野聡/岡真紀/奥田宏人/谷野麻里江/杉洋介
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