2012年01月12日

東京の小劇場スケジュール 2011年集計

 「東京の小劇場スケジュール」の掲載公演を分析しました。

 まず、このサイトの掲載対象は「東京とその周辺で上演された、一般当日券が5000円以下の演劇公演」です。学生劇団の学内公演は原則除外していますが、大学内の常設劇場での公演は学外公演と同様に扱いました。ダンス公演やリーディング公演については基準が曖昧ですが、基本的に前者は除外、後者は掲載しています。

 具体的な掲載内容はアーカイブにしてありますので、興味ある方はご覧ください。
「東京の小劇場スケジュール 過去ログ2011年」

 2011年1月1日から同12月31日までに初日を迎えた公演は、2738件でした。各日付についてその日が上演期間に含まれる公演の数を合算したのべ公演日数は13353日であり、平均上演日数は4.9日です。ただしこれは非対称な分布のため平均値は中央値より上にずれていることに注意が必要で、5日以下の公演は全体の73%を占めています。

 公演ごとの上演日数で最も多いのは5日間で、3日間と4日間がそれに続きます。14日間以上の公演は全体の2%で、小劇場でのロングランはまだ極めて少ないと言えるでしょう。なお、飛び石的な公演はばらしてカウントしている(例えば土日だけの公演を4週間くりかえす場合は2日間の公演を4回とカウントしている)ので、このタイプのものをロングランとみなすならもう少し増えますが、微々たるもので大勢に影響はないと思われます。

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 月別の集計は、日付ごとの上演数を合算した「月別のべ公演数」と、その月に初日を迎えた公演を数えた「初日月別公演数」の二種類で集計しましたが、どちらも11月前後が多く1月と8月が少ない傾向です。

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 曜日別では当然土日が多く、最少は火曜でした。なお祝日は考慮していませんので月曜はもう少し多いかと思いましたが、意外にも火曜の次に少ない結果でした。ちなみに2011年は土曜で始まって土曜で終わったので、土曜のみ53日、他は52日ありました。

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 最後に、初日と楽日の曜日を集計しました。楽日が極端に日曜に集中しているのは予想通りで、全公演の67%が日曜を楽日にしています。初日は金曜が最多で、水曜と木曜がそれに続いています。
 よく見ると、初日の曜日のグラフの形が上演日数別公演数と似た形になっていることがわかります。これは、まず日曜を楽日に決めてから公演日数を逆算して初日が決まっているからだと考えられます。

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2010年11月09日

助成金とか税金とか

<以下は、11月8日の夜にTwitterで書いた内容の転載です>

 この話について思う所を酔っ払ってつぶやくよ。 RT @kogurenob: [exblog] 「文化団体や文化への金の流れから国家は身を引いて下さい」

 劇団や劇場に出す補助金の額を増やすのではなく寄付に対する税制改革を、という指摘は一理あるとは思う。エコカー減税やエコポイントがメーカーではなく消費者を補助する方式をとったことに通ずるだろう。

 僕は芸術家ではなく観客なので、観る演目を自由に選ばせてもらった上でチケット代を補助してもらえればありがたいし、税制的な優遇があるなら本気で応援したい団体には寄付するのも良いだろう。

 しかし食料品に対する消費税すら免除されないこの国で、文化に対する税制的な優遇が実現するだろうか。そうすることが必要あるいは有益であるとする説得力ある理由づけが不可欠になる。

 文化芸術振興の受益者はすべての国民である、とは言うが、しょせん娯楽ではないか? エンターテイメントを国が優遇するのか? そんな余裕があるなら生活必需品の消費税を免除しろよ、って話になるだろう。

 つまり、劇団や劇場に直接補助するのも、税を減らすことによって間接的に補助するのも、本質的には変わらないと思う。なぜ彼らやその作品が振興の対象として特別扱いされるべきなのか、納税者に説明する難しさは同じなのだ。
posted by #10 at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月01日

連続する半角スペース

 今年12月に上演されるmiel(ミエル)の公演タイトルは
「こ こ  ち   り」
で、文字の間に半角スペースが1個2個3個入っています。ところがこれをホームページ上で普通に表示しようとすると、元のファイル上ではちゃんと
「こ こ  ち   り」
になっているにも関わらず、ブラウザ上では
「こ こ ち り」
と、半角スペースが1個ずつになって表示されてしまいます。この現象は、「連続する半角スペースは最初のひとつしか認識されない」というHTMLの仕様が原因です。このような仕様になっている理由は知りません。
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posted by #10 at 21:19| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月01日

東京の小劇場スケジュールを公開 

 「東京の小劇場スケジュール」を公開しました。
http://tokyo.engeki.client.jp/

 これまで「名古屋の小演劇スケジュール」「東京の小演劇スケジュール」「関西の小演劇スケジュール」と作ってきましたが、「小劇場スケジュール」と間違えられることが多く、しかも小演劇という言葉はあまり良い印象を抱かない人もいるようでしたので、今回から「小劇場スケジュール」に改名しました。

 レイアウトは前回の東京版から変わっていませんが、ぴあへのリンクはCoRichへのリンクに変更しました。また、これは見る人には関係ありませんが、地図リンクがYahoo!地図の仕様変更に従って日本測地系から世界測地系になっています。関西で始めたチラシ画像については労力がかかりすぎるのでやりません。

 以前の東京版はDreamweaverを使ってWYSIWYGで編集していましたが、関西版からはRubyで自作スクリプトを作ってデータベースからHTMLを生成する方式に変更しています。従って更新作業はデータベース(中身は単なるカンマ区切りテキストファイル)をエディタで編集するだけなので、かなり楽になっています。

 情報収集は以前と同じような手法ですが、CoRichから拾ってくるものもかなり多いです。逆にCoRichがあるなら私が作る必要はないのではという疑問もありますが、自分のための備忘録が原点ですので、とりあえずやってみることにしました。多分ダラダラと続けるでしょう。
posted by #10 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月19日

(書籍)有川浩「シアター!」

siata-.jpg
『シアター!』
有川浩著/メディアワークス文庫/330P/610円

 ノンフィクション以外の小説は読まないことにしていますが、下記のブログで紹介されているのを見て読んでみることにしました。いつも書評は時々色々に書いていますが、劇団の話なのでこちらに書きます。
有川浩氏『シアター!』は、ライトノベルの姿を借りた小劇場界へのダメ出しだ:fringe blog

 ライトノベルを読まないのでその特徴はよくわかりませんが、文体は「マンガを文章化したもの」という雰囲気です。目次の所に登場人物がイラスト付きで紹介されているせいもあって、本文もマンガ的表現が目に浮かぶような書き方でした。

 内容は上記ブログで指摘されている通り、小劇団が抱える問題をさらけだすような言及が多々見られます。私の場合は観客にすぎませんから彼らの実体はほとんど知りませんが、内情をよく知っている荻野氏が「小劇場界の実態がリアルに伝わる」と書かれているのですから、こんな感じなのでしょう。荻野氏は「小劇場界への辛辣なダメ出しになっている」と評しており、もしかしたら本当に作者もそのつもりだったかもしれません。

 昔から芸術家に経済感覚はなかったのでしょう。しかし昔は貴族などのパトロンがいて成立していたわけです。それが近現代に市民社会が成立してからは、政府か消費者にスポンサーになってもらう必要が生じた。そのためにはしっかりした制作者が求められるが、小劇場の世界ではまだ主催者(≒アーティスト)が中心になっているため、うまく進まない‥‥と言ったところでしょうか。

 恐らく関係者が読めば身につまされるのでしょう。一念発起して取り組む製作者が現れるかも知れません。この世界に興味のない人が読んでも面白くはないと思いますが、関係者は一読しておくべき小説だと思います。
posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月15日

イキシマの話、3回目。

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#10の観劇インプレッション:「精華小劇場製作作品「イキシマ」」
制作部日誌 3:「何がしたかったのかわからない、という批判」
#10の観劇インプレッション:「「イキシマ」続き」
制作部日誌 3:「公立劇場の役割と、素晴らしい演劇」

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 再度、回答します。

 まず本題と外れますが誤解されている部分があるので訂正しておきます:
一つは、「公立劇場が意味不明な作品を創るとは何事だ」ということのようです。乱暴な言い方になっているかもしれませんが、大阪市民の税金を使って、意味が分からない、マニアックな作品を創るのはけしからん、ということなのだと思います。

 これは違います。普通の公立劇場なら、前衛的でマニアックなアングラ作品でも構いません。むしろ商業的に成り立たないような作品をこそ積極的に扱ってほしいとすら思います。

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posted by #10 at 01:55 | TrackBack(1) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月12日

「イキシマ」続き

 先日書いた「イキシマ」の感想に対して関係者から反応を頂いたので、回答と追記をしておきます。(なお私自身は“批判”という言葉を使っていません)
単純に「意味が分からない」ことがどうして批判の対象になるのか。

 言い換えれば「『意味が分かる』ようにすることがどうして必要とされるのか」ですが、それは、イキシマが「精華小劇場製作作品」だったからです。

 もしこれがマレビトの会や維新派の通常公演なら、何も文句はありません。どんなにマニアックで意味不明でも良いのです。しかしイキシマは精華小劇場が主体となって企画した作品なのだから、意識すべきことがあったはずです。

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posted by #10 at 03:43 | TrackBack(1) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月21日

関西の小演劇スケジュール携帯版をリニューアル

 関西の小演劇スケジュール携帯版は、ちょうど1年前に作ったものの、PC版のリンクをそのまま使っているため、あまり使いやすいものにならないまま放置していました。しかし先日GoogleモバイルがPCサイトを携帯で見やすいように変換する機能をもっていることに気づき、これを利用してリニューアルしました。

 このような変換機能はmixiモバイルやYahoo!モバイルにもありますが、データの流し込み方が一番わかりやすかったGoogleにしました。Googleがこの機能を一般開放してるのかどうか判りませんが、遮断されるほどのアクセスは考えられないので、大丈夫でしょう。

 興味ある方は http://engeki.client.jp/mobile.html または以下のQRコードからご利用下さい。
mobileQR.gif
posted by #10 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月09日

演劇スケジュールの携帯版

 関西の小演劇スケジュール携帯版を試験公開しました。
http://kansai.engeki.client.jp/mobile-test.html

 複雑な構成にしたくなかったので、元のサイトを大幅に簡略化する形でデザインしています。ぴあリンクは無し。劇団サイトはPC用のままなので、携帯ではアクセスできない場合もあります。劇場サイトへのリンクも無くし、劇場名をクリックすると地図が表示されるようにしてあります。

 使い方としては当日の確認用を想定していますが、開演時間情報がないのであまり役に立たないかもしれません。演目だけ列挙するから後は自力でなんとかしてね、というスタンス。道に迷った時に地図を調べるのには使えると思います。
posted by #10 at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月05日

「関西の小演劇スケジュール」

 年明けに伴って東京の小演劇スケジュールの更新を終了し、新しく関西の小演劇スケジュールを公開しました。

関西の小演劇スケジュール
http://kansai.engeki.client.jp/


 掲載基準から公演期間を外し、チケット代が五千円未満の演劇を全部対象とすることにしました。東京に比べて商業演劇が少ないことと、ロングラン公演が増えていることがその理由です。

 観劇好きな方および演劇関係者はどうぞご活用下さい。
posted by #10 at 00:23| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月12日

当日券と整理券

 当日券を買おうとしたら窓口で「あいにく今日は予約で満席でして・・・」となることがあります。それ自体は人気があって結構なことだと思いますが、その後の対応に疑問を感じたことが少なくありません。

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posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月30日

東京の小劇場系演劇、2005年集計

 「fringe blog」を見ていたら、「週末シアターゴアーの傾く日常」で1年間チラシ(フライヤー)を集めた記事が紹介されていました。それによると、東京で2005年に216回観劇した方がそこで貰ったチラシを全種類保管したところ、2338枚になったそうです。

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posted by #10 at 02:38| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月21日

スケジュールの更新

 「東京の小演劇スケジュール」の更新が2月17日で止まっていますが、これは更新に使うパソコンが現在使用できなくなっていることによるもので、23日頃には復旧する予定です。

 ちなみに原因は液晶ディスプレイの電源アダプタの故障。レイアウト替えの際に落としたせいかと思われますが、これを機会にディスプレイごと新しいものを買うことにしました。それが23日に届きます。

 今月は机と椅子も買ったので出費がかさんでおります・・・

<2/24追記>
 復旧しました。
posted by #10 at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月16日

加藤康介 逮捕

 加藤康介と言えばfringeの中でも要注意人物Kとして取り上げられている有名なストーカーですが、ようやく逮捕されたようです。私は単なる観客ですから直接関係する話ではありませんが、演劇界においてはある意味大きなニュースなので記録しておきます。
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posted by #10 at 02:23| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月05日

2005年の観劇まとめ、2006年の抱負

 東京で観劇するようになったのが2004年10月からなので、私にとって2005年は東京の芝居を大雑把に俯瞰する年でした。何の予備知識もなく、主に場所と時間の都合によって観劇対象を選んでいました。いくつか気に入った劇団もありましたので、これをベースに2006年からは作品を選んでいくつもりです。

 個別の作品についてはその都度書いていますからここでは振り返りません。回数は東京が56回、名古屋が13回で計69回でした。もうちょっと少ないと思っていましたが、平均1回/週は軽く越えていました。劇場に足を運んで芝居を観るのはハレに属する行為だと考えるとこれはちょっと多すぎるので、そういう意味でも今年は数を減らして質を高めます。

 観劇の他に公演スケジュールの編纂も実施してきましたが、どこまで網羅できたかは自分では評価不能ですが、これは淡々と今後も続けていきます。2005年の集計結果は後日別途まとめようと思います。
posted by #10 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月28日

MyblogListサービス終了

 fringe blogの記事を読んで知ったのですが、「東京の観劇ウェブログリスト」のコンテンツに利用しているMyblogListがサービスを終了し、新しくドリコムRSSが開始するとのことです。

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posted by #10 at 20:21 | TrackBack(1) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月30日

私は評論家ではない、けれど‥‥

 芝居の感想をネットに書くようになって5年以上経ちました。最初は普通のホームページの中で書き、去年の1月からブログ化。最近は少し観劇のペースを落としていますが、それでも平均して週に1作は観て、感想を書いています。

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posted by #10 at 03:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月01日

新ブログ「演劇レビュー」プレオープン

 新しいブログ「演劇レビュー」をプレオープンしました。

 このブログはその名の通り演劇レビューを載せるためのものですが、書くのは私ではありません。「レビューを書いてみたいけど、自分でブログを作るのはちょっと‥‥」という人のための共用スペースです。

 詳しいことはブログ自体に書いてありますので、ちょっとでも興味がある方はぜひ覗いてみて下さい。プレオープン中は私のひとりごとやテスト投稿もありますが、正式オープンしたらこれらは削除します。

●「演劇レビュー」について
●参加方法と利用規約

 正式オープンは来年1月の予定ですが、それまでに集まった参加者があまりにも少なければ正式オープンせずに閉鎖するつもりです。目安は5人。

 「今は書けないけど次に観劇したら書いてみようかな」という程度でも結構ですので、気軽に参加表明してください。お待ちしています。
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2005年09月18日

東京の演劇のチケット代が高いことについて

 以前から書こうと思っていたチケット代の話。福岡のさくてきブログ2(高崎さん)と東京の某日観劇録(六角形さん)で交わされていたので、この機会に私も一言残しておこうと思います。

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2005年09月04日

東京の小演劇スケジュール 一時移転

 現在、公演情報サイト「東京の小演劇スケジュール」を置いている忍者システムズのサーバーに問題が発生し、データのアップロードが難しくなっています。

《9/10復旧しました》

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posted by #10 at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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