2005年11月28日

零式「ブリキ・ゴーレム」☆

 マンションの一室、二人でパズルをする男女。男の左手は麻痺して動かない。何故かと言えば殴ったから。何を殴った? 下手なマッサージ師の弟がブリキのロボットを持ってくる。彼はそれを自分の神様「ブリキ・ゴーレム」だという。男がそれを置いて去った後、女はブリキ・ゴーレムに命令する「あの人の‥‥!」

 初めて観る劇団だが、作品のスタイルを確立する土台がしっかりしている印象を受けた。不思議な設定や演出もことさら奇をてらった雰囲気はなく、スムーズに作品世界に浸ることができた。

 物語は説明が難しいが、余韻が残るもの。同じ光景が形を変えて再現されるため様々な解釈が可能だろう。空間的には全編を通してひとつの部屋の中だが、時間軸を交錯させることで謎を産み出していた。短いエピソードの積み重ねは確かにパズルのピースのようだが、さらに重複と不足があって組み立てを困難にしている。そこをうまく組み立てたいという気持ちを起こさせる舞台。

 なお、今回はキャンセル待ちの当日券で入ったが、入れるかどうか微妙な所だった。このレベルならもう少し広い劇場に移ってもいいと思う。前から二列目で観たが舞台が高めに組んであり、やや見上げるような姿勢で少々疲れた。

2005/11/26-19:00
零式「ブリキ・ゴーレム」
王子小劇場/当日券2800円
作・演出:新井哲
出演:加藤めぐみ/小枝/鈴木義君/中山玲/土路生真隆/武田力/三井竜吉/坂本一朗/西條美穂/岡田あがさ/西川方啓


posted by #10 at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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