野田秀樹が20歳の時に書いた戯曲で、2004年にNODA・MAPが上演していたのを雑誌(たしか「えんげきぶっく」だったと思います)で見た記憶があり、どんな作品かと期待半分。初めて見る劇団でかなり若手だったので不安半分といったところでした。
結論から言うと、思ったほど引き込まれませんでした。以前名古屋大学劇団新生が上演した「キル」を観た時もいまいちだった記憶があるので、これは劇団の力量というより野田秀樹の戯曲が私の趣味に合わないのだろうと思います。
観ていない方は評価できませんが、NODA・MAPは深津絵里や小西真奈美が出演していたくらいですからメジャーと言えるのに対し、こちらは学生くらいの団員がほとんどなので、恐らく力量の差は少なからずあるのでしょう。しかし戯曲の面白さが引き出せていないという印象はなく、戯曲自体の問題だと思うのです。
雰囲気的には少年王者舘と同じ系統を感じるのですが、あっちの方が好みです。
2008/03/23-14:00
集団あしゃしゃ「走れメルス −少女の唇からはダイナマイト!−」
ぽんプラザホール/当日券
作:野田秀樹
演出:古賀スミレ
出演:北拓晃/松本奈津美/樗木慎也/星賀はるか/糸山和則/吉川智史/ケニー/浜地泰造/清水由希/大村匠/古賀スミレ/中山直子/中園祐希/佐々木奈央/徳留春菜