地球に大きな戦争があって、ただ雨が降り、風が吹くだけの世界。
生き残ったのは女の子ただ一人。何もない荒野で彼女は自分そっくりのロボットと出会う。
二人は「どんなインチキをしてもアイツに振り向いてほしかった」
そうこれは 恋をしたお姫様と 恋をする魔女の物語。
地球上の全ての生き物を巻き込んだ戦争から数十年後。(チラシより)
生き残ったロボット達が、コールドスリープから目覚めさせたのは、一人の少女・ハルカ。
彼女の前に、自分そっくりな少女・イーヴァが現れた時、地球最後の「物語」が動き始める。
遠い約束、すれ違う想い、火花を散らす牙と刃。
万化の歴代動員数1位を誇る代表作、満を持して再び登場!!
前回の公演を観た時も書いたが、今回もやはり役者が楽しそうに演じているのが感じられ、観ていてワクワクした。特に今回は殺陣もある冒険活劇であり、勢いの良さは格別だった上、さらに少女マンガ的な恋愛描写もきちっと織り込まれていて、好みの作品だった。
衣装や小道具も充実しており、絵になる舞台だった。ライトセーバーのような剣はどうやって作ったのだろう? なんとなく想像できるが、作るのも楽しそうだ。
終幕後はアフタートークで主宰と劇場の人の他、役者の大沢めぐみと村井友美が登場。思いっきり素の状態でキョトンとしているのが何とも面白かった。
2008/02/23-14:00
シアターシンクタンク万化「この荒野の物語」
シアトリカル應典院/当日券2500円
原作:秋山瑞人
脚本:美浜源八
出演:坂野多美/有元はるか/村井友美/中島竜司/山下勝則/島功一/長谷川千幸/河口仁/大沢めぐみ/白木原一仁