坂本龍馬に関わる二人の女性、江戸の佐那子と京都のおりょう。史実においては彼女たちが出会ったことはないが、もし出会っていたらどんな会話が為されたか? そんな空想にもとづくファンタジーな二人芝居。タイトルにある二つの品は、二人がそれぞれ龍馬からもらった“形見”であり、重要な立場にある龍馬本人は出てこない。
1時間足らずの短い芝居の後、なぜか音響と照明のスタッフを交えてトークがあり、さらに二人が一曲歌って終わるという一風変わった舞台でした。
二人芝居というのは位置付けが微妙だと思います。一人芝居であれば特殊な構成として許容される面がありますが、二人だと一応“普通の”芝居に属するため、かえって制約が多くなるのではないでしょうか。とはいえ泉しずか&出口ルナはこれまでも二人芝居の経験を重ねてきたようで、上手にこなしていた。
時間が短かったこともあって、なんだか演劇というよりは“ショータイム”を観たような印象をうけました。それはそれで楽しかったのですが。
2008/02/16-19:00
泉しずか&出口ルナ二人芝居「片袖とピストル」
in→dependent theatre 1st/当日券2500円
脚本・演出:阪本成紀
出演:泉しずか/出口ルナ
2008年02月16日
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