2007年12月23日

ego-rock「不完全天使」

何も無いカラダ、あるのは心だけ。何も無いカラダ、あるのは心だけ。

男性器も女性器も持たずに生まれた子供、光。
そんな光が恋をした。
光の事を何故か天使だと思い込む母親、
秘密を知る幼馴染、母に思いを寄せる医者、
そして詩を愛する青年…。
様々な人の思いと思惑が絡み合う中、光るが手に入れるものとは?
(チラシより)

 言われてみれば、男性器と女性器を両方備えた半陰陽は聞いた事があるが、両方備えていない人の話は聞いたことがない。他の様々な器官について先天的欠損がありうるのに、性器には過剰しかありえないのだろうか?

 現実にありうるかどうかはともかく、仮にいたとしても、今日の日本でそういう人が雑誌記者に追い回されることはありえないだろう。後天的な事故や病気が原因ならともかく、先天的な身体障害をセンセーショナルに取り上げることは現在のマスコミにとってタブーになっている。

 起こりうる事態としては興味深いのは、もっと陰湿な、ひそひそとささやかれる噂話の集成ではないだろうか。この作品に登場する主人公の“友達”は一人しかいないが、あと数人いればもっとドロドロした人間模様が描けただろう。“過熱するマスコミ”はしょせん見ず知らずの人々であり、それほどの暗さが伴わないのだ。

 演技や演出についてもまだ高いレベルではないが、脚本をもうちょっと掘り下げれば面白いものが作れると思う。

2007/12/23-18:00
ego-rock「不完全天使」
in→dependent theatre 1st/当日券2300円
作・演出:生島裕子
出演:岸原香恵/天国ミロ/若林ゆい/上田洋子/ガブリエル/タカハシヨシトク/沼田徹也/細見圭子

posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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