2004年10月03日

燐光群「ときはなたれて」

 冤罪により死刑判決を受け、何年も収監された後に無罪が明らかになって釈放された人々が、自分の身に起きた出来事を語る。演劇というより朗読劇。重い内容で、犯罪捜査や司法制度、死刑のあり方について考えさせられる。

 もともとアメリカの話なので、黒人に対する人種差別や司法取引のエピソードが出てくる。それらは日本人にはあまり縁が無いことかもしれないが、日本には日本なりの問題、例えば在日韓国人に対する陰湿な嫌がらせなどが実在するのも否定できない。そんなことを考えながら観ていた。

 独白を中心として動きの少ない演出だが、それゆえ細かい芝居に強く印象付けられる。呼吸を整えながら観る必要を感じたのは、テーマが重かったからだけではないだろう。

2004/10/03-14:00
燐光群「ときはなたれて」
梅ヶ丘BOX/当日券3600円
作:ジェシカ・ブランク&エリック。ジェンセン
訳:常田景子
演出:坂手洋二
出演:大西孝洋/猪熊恒和/工藤清美/瀧口修央/江口敦子/久保島隆/杉山英之/小金井篤/亀ヶ谷美也子/樋尾麻衣子/裴優宇(*)/内海常葉/中山マリ
  (*)裴は正しくはナベブタが非の上にある字


posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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