歌う教団と踊る教祖。謎の多い歌姫。初恋に突っ走る少年。(サイトより)
瀬戸際のアイドル。妻を亡くした作家とメイドのロボット。
・・・壊れそうになりながら、それでも何とか笑ってる。
今回のヘヴンズは近未来。
どこか奇妙な人々が繰り広げるちょっぴり切なくいびつな物語・・・。
近未来という設定は「人間そっくりのロボットが作れる」という点にのみ必要で、あとは現代でも通じる人間ドラマ。恋愛・青春・宗教・芸能界、濃いテーマてんこもりですがバランスは良く、おなかいっぱい感で疲れることはありませんでした。
最近よく感じるのですが、役者さんも芝居が始まってすぐの時はまだ暖まっていないのでしょうか。最初はなんだかぎこちない印象を受けたものの、途中から妙にこなれてくるという場合があります。今回もややそんな傾向がありました。私が観たのが最初のステージだったからかもしれません。
HEAVEN'S BRIDGE SYSTEMを観劇するのは初めてですが、プロデュース形式の劇団なので大半の役者は公演ごとに集めていると思われます。そのためハマリ役な人が多いのですが、教祖様役はもうちょっと甘い雰囲気の人が良かったんじゃないでしょうか。
2007/09/16-19:00
HEAVEN'S BRIDGE SYSTEM「フラジャイル・グリーン」
芸術創造館/当日券1800円
作・演出:中橋リリィ
出演:若旦那家康/砂古実/青木郁美/プリンスヲーガ/正田沙希/田村K−1/清水清/カクテキキムチ/中橋リリィ/名乃勝之