ハンドメイドの品物を扱う小さなお店、ソレイユ。その店の雰囲気と店長の人柄を慕ってたくさんのアーティストが集まり、居心地のいい空間ができていた。しかし町の開発計画のために店を手放すことになり、最後のテーマで作品を持ち寄ることになる。
実際に手作りされた品物を並べて作られた舞台で、心温まる物語。時間軸が一定でなく、過去と現在を行ったり来たりする描き方だが、上手に演じられていたので判りにくさはなかった。
ただ、各人物にまつわる物語が比較的独立しているため、全体としてやや焦点が定まらない気がした。店が無くなることに対する人々の反応を描く前に、店長が店を手放すことを決断するまでの葛藤がもう少し描かれないと、重さが伝わらないのではないか。
終演後は展示された手作り小物の販売も行われていた。
2005/06/19-19:00
空中バレエ「soleil−ソレイユ−」
麻布die pratze/当日券2800円
作・演出:坂享宣
出演:須永祥之/富田千尋/後藤凪/新井菜穂/野田達也/内藤義流/内河希奈弥/嶋守勇人/山口勝久/中條志保/北島広貴/櫛田あずさ/古谷吉功
2005年06月19日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック