とある田舎のバス停で、一列にならんでバスを待つ人々。しかし定刻を過ぎてもまったくバスの来る気配がない。何が起きたのかといぶかしむ人々だったが、突然思いがけないハプニングが起こる。
月末にG/pitで小規模バージョン、7月には東京でも公演があるのでネタバレは避けますが、面白い作品になっていました。
最近のあおきり本公演は舞台装置がどんどん大がかりになっていたのですが、今回は装置らしい装置もほとんどなくシンプルな舞台。その代わり大半の役者は最初から最後まで出ずっぱりで、芝居としてはとてもにぎやかなものでした。
役者が舞台上にとどまっているのはストーリー上の理由があるのですが、10人以上の役者がずっと舞台上にいるのは結構大変なことです。特に会話劇でこういう状況だとセリフのない役者が所在なげになってしまいがちなので、そこを上手にさばいて無駄なく見せていたのは見事でした。
7月には新宿シアターサンモールで東京公演です。愛知県芸術劇場小ホールに比べると舞台の横幅が半分くらいしかないので、あれをどう収めるのか見物です。
2005/06/12-17:00
劇団あおきりみかん「ホップ・ストップ・バスストップ」
愛知県芸術劇場小ホール/当日券2800円
作・演出:鹿目由紀
出演:とみィ/林本めぐみ/近藤絵理/大屋愉快/水谷悦子/中元志津/花村広大/成田けい/井通302/手嶋仁美/山中崇敬/松井真人/木村仁美
2005年06月12日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック
あおきりみかん「ホップ・ストップ・バスストップ」
Excerpt: 名古屋を本拠とする劇団「あおきりみかん」の第13回公演「ホップ・ストップ・バスストップ」が名古屋で開かれました(愛知県立芸術劇場小ホール 6月9日-12日、G/Pit 6月25日-27日)。東京と名..
Weblog: Wonderland
Tracked: 2005-07-03 22:50