2015年03月21日

アマヤドリ「悪い冗談」

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テーマパークになった、ニッポン。
(チラシより)

 「悪と自由の三部作」の三作目。結局全部観たものの、物語として連続性があるわけではなく、世界観が共通だったのだと思われる。冒頭に出てくる囚人は三部作一作目の「ぬれぎぬ」に出てきた犯人のようだが、繋がりはそのくらいか。

 戦争と東京大空襲の記憶、現代人の意識、隣国との関係、服従の心理、などなどが渾然としたインパクトある舞台だった。台湾と韓国からの役者も交え、ニッポンのようなトウキョウのような、そうではないような世界の物語。ケンケンパのステップを含むダンスはひょっとこ乱舞を思い出させる馴染み深い感覚。

 作品のテーマは分かったような分からないような、と言うことは多分分かってないんだと思うが、イメージが頭の中に叩き込まれて持て余した感じだ。単純に受け止めれば国際関係への問題提起や周りに流される人間心理かもしれないが、もうちょっと尖ったものがありそうな気がする。

 余談だが、私が観た回のアフタートークでゲストとして迎えられたのが、『風俗で働いたら人生変わったwww』の著者である水嶋かおりん氏だった。16歳から風俗業界で働き、現在セックスワーカーの立場から社会活動に取り組んでいるという人。結果的には省かれてしまったようだが、当初はそういう話題も芝居に盛り込む予定だったらしい。それはそれで観てみたいと思う。

2015/03/21-19:00
アマヤドリ「悪い冗談」
東京芸術劇場シアターイースト/当日清算3000円
作・演出:広田淳一
出演:笠井里美/松下仁/渡邉圭介/小角まや/榊菜津美/糸山和則/沼田星麻/中野智恵梨/中村早香/宮崎雄真/足立拓海/石山慶/石本政晶/石井双葉/石井葉月/竹林佑介/廣塚金魚/升味加耀/添野豪/谷畑聡/PANAY PAN JING-YA(台湾)/Kim Dae Heung(韓国)
舞台監督:橋本慶之
舞台美術:中村友美
音響:角張正雄
照明:三浦あさ子
衣裳:矢野裕子/五十嵐文果
演出助手:木村恵美子/犬養真奈/星洸佳/生駒元輝
宣伝美術:山代政一
Web:堀田弘明
制作:斉藤愛子/梅村千尋/TEAM♯BISCO
撮影:赤坂久美
宣伝動画:関川卓哉/松井祐生
宣伝動画挿入曲:樽木栄一郎


posted by #10 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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