2014年12月13日

□字ック「媚媺る、」

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もっと媚びてみせろよ。その男は言った。
でもわたしは生きてきて31年間、 一度も「媚びる」なんて教わってない。
家族にも教師にも。 当然数少ない友人にも乱暴な恋人にも、 「媚びてみた」なんてことはない。
だから苦手かどうかもわからない。
ただ、わたしはそろそろ、 自分ばかりが損をする人生に終止符打たなくちゃなんない。

「お前、眉毛の手入れもしてないの。女のくせに」

ここは社会の地下一階。
自分に胸を張って最高、って言えない人間ばかり。
そんなあんたたちに言われたくないわ。むかつくから、この感じ。
後悔させてやれ。
(チラシより)

 □字ックお得意、女同士のドロドロした話。片桐はづき演ずる主人公の弱々しさが何とも魅力的だが、□字ックらしさはやはり日高ボブ美や榊菜津美が演じる嫌な女だろう。なんともまあ、ゾクゾクするほどひどいキャラクターだ。笹木皓太のチャラ男も十分嫌な感じだが、この話においてはさしたるポイントではないだろう。

 女は怖いと受け取るか、人間は基本的にダメと考えるか、一部の特殊な人が問題と思うか、まあこういうのを見ている我々もそう立派な生き方はしてないなと振り返るか、いずれにせよ毒のある作品。得るものは特にない。ただ味わうのみ。

 小劇場B1は小劇場楽園と同様、縦横の2方向に客席が作られる。前回MCRの舞台を観た時は横長位置で観たが、今回は縦長位置で観た。大きく見え方が違うので、作る方が十分に配慮してくれないと見切れが生じる。本作では机上や壁面に設置された大型ディスプレイが重要な演出効果を担っており、どちらの面からも見やすいように配置されていたが、なかなか苦労しただろうと思う。

2014/12/13-14:00
□字ック「媚媺る、」
小劇場B1/当日精算3300円
作・演出/山田佳奈
出演:小野寺ずる/堂本佳世/日高ボブ美/山田佳奈/猪俣三四郎/片桐はづき/川本ナオト/榊菜津美/笹木皓太/松本亮/泉佑里奈/サエト/左藤英美/矢野昌幸
舞台監督:佐藤秀憲
照明:大津裕美子
音響:久郷清
振付:大石めぐみ
演出助手:川村知也/栗原仁子
宣伝美術:大須賀裕美
舞台写真:大滝央子
Web:サイトウ
QPOD:金田慎平
制作:宮原真理
当日制作:新居朋子


posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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