2014年07月13日

桃尻犬「愛ヲ避ケル」

aiosakeru.jpg

♪世界中の〜人がみんな〜
 「愛」って言った瞬間に〜
 うんこ漏らしちゃえば、いいのに、な〜
(チラシより)

 愛のあるセックスでしか感染しないという奇病があり、ともすれば差別の対象となる感染者の福祉として彼らが働く工場が作られている。そこで働く人たちとやってくる人たちの話。

 現実にある差別問題と微妙に絡めつつも、それはあくまでも話の前提であり、描いている主題ではなかったと思う。描いているのはそういう環境にある人々の、傲慢さとか諦観とか開き直りとかと、そのぶつかり合いの姿だろう。

 荒唐無稽でファンキーな中に、淋しさが力強く渦巻いている。理想的な解決策なんてありはしない。それぞれがそれぞれの立場から見て最善策と思えることを、できる範囲でやってみるしかないのだ。その「できる範囲」だって人によってはとても狭いんだけど、それはそれでしょうがないじゃんか。という。

 食べ物を粗末にするなと怒られそうなエンディングだったが、あのしっちゃかめっちゃか具合が今の僕らの実態を可視化したものではないか、などと深読みするのも楽しいが、そんな見方をすること自体が滑稽なんだろうな。

2014/07/13-14:00
桃尻犬「愛ヲ避ケル」
王子小劇場/当日精算2500円
出演:糸山和則 /踊り子あり /堂本佳世/長井短/永作一樹/成瀬正太郎/濱津隆之/湯口光穂/野田慈伸
作・演出:野田慈伸
舞台監督:松澤紀昭
舞台美術:角田知穂
照明:山内祐太
音響:角田里枝
宣伝美術:NiNi
演出助手:湯谷崇仁/佐久間弘典
制作:桃尻犬
制作協力:新居朋子
フライヤーモデル:長井短
フライヤーヘアメイク:稲垣佳恵
企画・製作:桃尻犬


posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック