2013年11月09日

□字ック「退カヌコビヌカエリミヌ」

hikanukobinukaeriminu.jpg

中退女なんてスーパぐらいでしか働く場所なんてないじゃない。
でもいいの。半額落ちした食事たちを胃に押し込みまくって吐きまくって、
わたしの中身はきれいに洗浄されていくんだし。
言葉なんか必要ないでしょ。誰にも通じない言葉なんかさ。
だからわたしは自分の中身をドロドロの胃液と一緒に吐き出すんだし、
それはこれからもずっと続くんだろうし。そう思ってたんだ。マジに。
あんたに会っちゃったから全部台無しだけども。
自己批判。おはよう。現実つーのは、強制的だからさ、色々と。
けどそっからの途中退場。御機嫌よう、こちらは最高の気分さ。
(チラシより)

 舞台は24時間営業のスーパーのバックヤード。少し前に近所のゴミ捨て場から死体が出たらしい。地元の高校出身者同士によるいじめやら、おばさん三人組の下世話な噂話やら、空気の読めない新人やら、いつも怒ってる小心者の店長やら、あまり仲良くなりたくないキャラクターばかり。

 □字ックの観劇は2回目。前回観た「鬼畜ビューティー」は学校が主な舞台だったが、今回も閉鎖的な人間関係のドロドロした嫌な感じがよく描かれている。正直、観ていて楽しい芝居ではない。物語の展開は気持ち悪いことばかりだ。嫌なやつは本当に嫌。特段のハッピーエンドがあるわけでもない。

 しかしそういう作品は印象に残る。強烈に臭いチーズのような、癖になる悪印象だ。この作品で描かれた日常は好きじゃないが、芝居としてみるのは、意外と嫌いじゃないと思う。作・演出の山田佳奈という方がどんな人なのか、少し気になる。

2013/11/09-14:00
□字ック「退カヌコビヌカエリミヌ」
サンモールスタジオ/当日精算3000円
作・演出:山田佳奈
出演:小野寺ずる/川原真衣/日高ボブ美/山田佳奈/川田智美/白川哲次/菅原佳子/孫貞子/中島美紀/長野功/NIWA/林浩太郎/堀田創/満間昂平/横山将士
舞台監督:佐藤秀憲
照明:大津裕美子
音響:ナガセナイフ
演出助手:長田莉奈/眞木大貴
主題歌・音楽:THEラブ人間
宣伝美術:菊池夏希
宣伝美術スタイリング:田中ゆり
宣伝・舞台写真:Pinco
舞台撮影:耳井啓明
Tシャツデザイン:青島泉
宣伝・美術ディレクション:山田佳奈
Web:サイトウ
QPOD:金田慎平
制作:宮原真理/新居朋子


posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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