2013年07月29日

トリコ・Aプロデュース「つきのないよる」

tukinonaiyoru.jpg

男はなぜ、殺されたのか?
彼女はなぜ、殺したのか?


さくら@sakura
「買い物に行ってくる」と出て行ったきり、母はもう十年帰って来ない。
oto_sanがリツイート

さくら@sakura
私は今日も三股をかけている。と書くと聞こえは悪いが、要はたまたまお付き合いの時期が重なってしまっただけ。べつにどれも惜しいというわけじゃない。心は決まってる、でも別れるの、かわいそうで。だからこないだ三人が鉢合わせした時は心臓が止まるかと思った。

さくら@sakura
私、誰もかなしませたくない(あの時はお父さんがうまくごまかしてくれてほんと助かった)。そういやお母さん言ってたな。お父さんその場しのぎだけは若い頃から得意だったって。でもこの家追い出されたらそうも言ってられなくなるなあ。そうなんです。もうすぐ私と父と兄は、この家を追い出されます。
oni_sanがリツイート
(チラシより)

 崩壊した家族の物語だが、表面的には崩壊していないように見える。娘は結婚詐欺師というより虚言癖のある性悪女という印象。彼女の取り巻きのようになっている男たちと、それを眺める家政婦。主役の丹下真寿美の周りを二口大学やごまのはえといったベテラン個性派俳優が囲んで光らせる構図。

 雰囲気は嫌いではないが、物語としてはどうもわかったようなわからないような。そもそも理解する対象なのか味わう対象なのか判然としなかった。

2013/07/29-19:30
トリコ・Aプロデュース「つきのないよる」
インディペンデントシアター1st/当日精算2800円
作・演出:山口茜
音楽:新井洋平
演奏:五月エコ/新井洋平
出演:村木よし子/二口大学/保/小熊ヒデジ/はしぐちしん/ごまのはえ/小沢道成/丹下真寿美
舞台監督:岩田真澄組
照明:池辺茜
音響:奥村朋代
美術:小西由悟
衣装:南野詩恵
宣伝美術・記録:堀川高志
制作:尾崎商店
演出助手:林伸弥/鈴木希望
企画・製作:間屋口克/トリコAプロデュース
posted by #10 at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 関西観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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