2013年07月21日

声を出すと気持ちいいの会「女郎蜘蛛」

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―誰もが口を揃えて「いい子」と評す少女の背中には
大きな蜘蛛の彫り物があった。
それは、家族はおろか、彼女に付きまとうストーカーさえも知らない、秘め事の証。
密室で交錯する恋愛模様は、さながら蜘蛛の糸のごとく、もつれあい、絡み合い・・・
最後に喰われるのは、男か、それとも女か。
(チラシより)

 みみかき店のストーカー殺人事件と谷崎潤一郎の「刺青」をモチーフに、それと秋葉原の通り魔殺人事件も絡めて脚色した作品。色々混ざってる感じが残りながら一応はきちんと調和していた。素舞台に近い簡素な構造で、演じていない時の役者は左右に置かれた椅子で待機するスタイル。時折、歌やダンスが交じる。

 悪くないんだけど、刺青師と女の雰囲気がちょっと重さに欠けていたため、全体にスカスカした印象になってしまった。むしろ脇を固める役者の方がはまっていたと思う。この劇団の役者陣はほぼ知らないが、若手を中心に持ってきたのだろうか?

2013/07/21-14:00
声を出すと気持いいの会「女郎蜘蛛」
SPACE雑遊/当日精算2800円
作・演出:山本タカ
出演:後藤祐哉/石綿大夢/草野峻平/穂高みさき/加藤ひろたか/國重直也/廣瀬瞬/宮崎優里/吉田壮辰
舞台監督:城野健
照明:富山貴之
音響:上野雅
演出部:竹田悠一郎
宣伝写真・美術:宮崎友里江
当日運営:新居朋子
制作:北澤芙未子


posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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