2013年07月06日

アガリスクエンターテイメントとコーヒーカップオーケストラ「アガリスクエンターテイメントコーヒーカップオーケストラ」

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 長い名前の団体二つが合同公演で、これまたそのまま長いタイトル。内容が全く想像できないタイトルだと思ったらオムニバス形式でした。「シチュエーションコメディレクイエム」と「ナイトステーション」という二つの中編があり、その前後と間に「トリッパー」というショートコント的な作品が3分割された形で演じられるという形。

 「シチュエーション・コメディレクイエム」は、部活の行事をサボって浮気相手とデートしていた男が帰りの電車で部員と彼女にばったり会ってしまうが、ぶつかった表紙に人格が入れ替わってしまうようになる話。ネタは単純だが徹底して使い倒した感じ。役者はかなりやりがいがあっただろう。

 「ナイトステーション」は見知らぬ田舎の駅で帰れなくなったサラリーマンと地元の人の話。個性的な人々に翻弄されながらしゃべっているうちに、自分がなぜここにいるのか、ジワジワわかってくる所が良い。

 「トリッパー」は女子高生が友達を訪ねて南米に行く話。いかにもという感じのギャルなので最初から最後までゲラゲラ笑いながら滅茶苦茶な旅になっていく。「ナイゲン」で真面目な監査役を演じていた沈ゆうこがすっかりギャルになりきっていたのでしばらく誰だかわからなかった。

 若手のコメディ劇団同士の合同公演ということですが、観ている限りではすっかり融合していました。脚本と演出がクロスさせても良かったかもしれません。

2013/07/06-18:30
アガリスクエンターテイメントコーヒーカップオーケストラ「アガリスクエンターテイメントコーヒーカップオーケストラ」
シアターミラクル/当日清算2000円
作・演出:冨坂友/宮本初
出演:淺越岳人/鹿島ゆきこ/塩原俊之/沈ゆうこ/後藤慧/宮本初/モリサキミキ/皮墓村/信原久美子/細井寿代
舞台監督:海里有香
音響:安藤達朗
照明:南雲佑
宣伝美術:蒔田桃菜
Web製作:西川瑞己
製作進行:佐藤亜美
応援団長:前田昴一/猪川夏希
応援団:小山夏海/塩川千尋/新野美奈子/田口聡子/丸山緑/小塚早希子/三輪塁/樫村健人


posted by #10 at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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