
20分程度の短編が5本と幕間のショートコントが3本、途中休憩あり。短編5本のうち3本は再演ですが私が既に観ていたのは1本だけでした。いずれの作品も既存の何かに対するアイロニーとかアンチテーゼとかパロディとかパスティーシュとかに溢れていて、単なるコメディと笑って済ませられない奥行きを感じさせる。当然それはモラル氏の狙うところだろう。
「新宿 〜SHINJUKU〜」
「GIRLY♡GIRLY」
「OCEAN 〜失われし七つの秘宝〜」
「キヲク」
「老いのり」
犬と串は正直さほど惹かれなくなってきた、と思ったら堂本佳世と渡邉とかげが客演すると聞いてそれは観なければと足を運びました。ちょっと出番が少なく物足りない気もしましたが、どちらも大変はまってました。
武蔵野芸能劇場は初めての劇場。時代を感じさせる建物ですが駅のすぐ近くでとても便利。演芸場らしき施設のためか、早稲田や王子で上演した時に比べて客の年齢層が妙に高く感じた。劇場支援会員みたいな制度があるのかもしれない。初めて犬と串を観たおじいさんおばあさんは果たしてどんな感想を抱いたのか聞いてみたいところです(特に「おいのり」はモロに老人をネタにしてるしね)。
2013/07/06-14:00
犬と串「ミニスカーツ」
武蔵野芸能劇場小劇場/当日清算2000円
作・演出:モラル
出演:満間昂平/鈴木アメリ/藤尾姦太郎/萩原達郎/内野聡夢/遠藤真太郎/陣内ユウコ/竹中孝明/竹田有希子/中崎美香/中田麦平/堂本佳世/竜史/塚越健一/渡邉とかげ
照明:伊藤孝
照明操作:白井里奈
音響:古川直幸
舞台監督:櫻井健太郎
記録撮影:池田暁/村上幸彦
WEB:小林タクシー
宣伝美術:藤尾姦太郎
フライヤーモデル:阿久澤菜々
宣伝写真:陣内ユウコ
制作:横井佑輔