2013年06月22日

青☆組「マリオン」

marion.jpg

ある日、名前をもらいました。
私を見つけ出したその人と、同じ名前。
私はその名で、120年間を生きた。
暦の意味もしらないまま。
トウキョウタワーに風が吹く。あと地球が何周したら、もう一度、あの日の君に会えますか。

ほろ苦いペーソスと繊細さを持ち味に、市井の人々の営みを描き続ける青☆組。最新作では、たった一匹で120年の孤独と向き合い絶滅したという、20世紀のインド洋に実在した、あるゾウガメの物語をモチーフに、とある一家の、時空を超えた旅と少し不思議な命の物語をお届けします。・・これは、昔々の、未来のおはなし。
(チラシより)

 タイトルは実在したゾウガメの名前で、見つけたフランス人の名前から名づけられたそうだ。ゾウガメは長生きするから、何世代かにわたる人の営みを観察する者になりうる。しかし語り部にはならず、ただ見守るだけだ。このゾウガメをひとつの軸として、見守られたのであろう人々の物語が綴られる。

 語り部となるのは旅芸人の一座だが、起承転結のはっきりした話ではない。実在した亀をモチーフにしているとはいえ、やはりそこは青組の描く「昔々の、未来のおはなし」であり、時代を超越したなどと言うと安直すぎるが、昔話風のファンタジーだ。その世界観こそが主題なのだろう。

 個人的には物語としてピンと来るところはなかったが、子供が眠りにつく前に母親におはなしを聞かせてもらっているような感覚で、優しい気持ちになれた。

2013/06/22-18:00
青☆組「マリオン」
こまばアゴラ劇場/当日清算3000円
作・演出:吉田小夏
出演:荒井志郎/ 福寿奈央/藤川修二/大西玲子/松本ゆい
舞台監督:森山香緒梨
舞台美術:濱崎賢二
照明:伊藤泰行 
音響:泉田雄太
衣裳:吉田健太郎
演出助手:松本ゆい
宣伝美術:空 
宣伝写真:chara*coco* 
制作:岩間麻衣子 + 組員一同


posted by #10 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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