東京の環状線と高速道路に挟まれた場所にある小さな自然食品の店。(チラシより)
そこに住んでいる店長と息子、そして店員たち。
彼らはその場所で小さな共同体を形成し、「水」や自然食品を販売し、
自給自足の暮らしをしている。
「水」を作っているのはその店の地下に住む息子である。
ある日、一人の女の子が働きたいと店を訪れる。
息子はその女の子と出会ったことで、「水」を作れなくなってしまう。
「水」は枯れる。
彼らの生活はゆっくりと崩壊していく。
Twitterで評判が良かったので観に行ったのだが、実は七年前にも同じような理由で観に行った作品の再演だった(→当時の感想)。会場が違うのでセットの組み方は違うし、小道具もちょっと時代が進んでiPadとか出てきたが、内容は大きく変わっていなかったと思う。
七年前の感想では苦手な作品と書いているが、今観るとそれほどでもなかった。展開を知っていたからという面もあるが、この七年で自分も変わったのだろう。色々なことがあって多少のグロい話にも免疫が付いたのかもしれない。あるいは社会が変わったのかもしれない。
2013/01/27-14:00
サンプル+青年団「地下室」
こまばアゴラ劇場/当日券3200円
作・演出:松井周
出演:辻美奈子/古舘寛治/古屋隆太/奥田洋平/野津あおい/たむらみずほ/小林亮子/折原アキラ/富田真喜/森岡望/山内健司
舞台監督:谷澤拓巳
舞台美術:杉山至+鴉屋
照明:木藤歩
衣裳:小松陽佳留
WEBデザイン:斎藤拓
宣伝写真:momoko matsumoto
フライヤーデザイン:京
制作協力:野村政之
制作:三好佐智子/冨永直子