交通事故で両親を失い、自らも失明してしまった春日 そんな彼女と出会った広大は自分の見えるもの全て、自分の知りうる全ての事を、言葉にして、彼女に優しく語りかけた 光は無くとも愛される喜びにあふれた日々 そんなある日、広大は船舶事故にあい、突然春日の前から消えてしまった・・・少なくとも春日はそう思っていた(チラシより)
数年後、春日は手術により光を取り戻し、恋人の優哉に連れられてある街にやってきていた そして、運命の再会 死んだと思っていた広大は生きていたのだ しかし、広大の姿が見えなかった春日には彼の事が判らないまた広大も事故の影響で記憶をなくしていた すれ違う二人 あれだけ愛し合っていた二人がこんなに近くにいるのに・・・
Shibaiya遊歩堂が07年最初にお届けするラヴストーリー
当日券だったのですが、最前列3席だけ作られたプレミアムシートで観劇しました。他がパイプ椅子なのにそこだけソファー。こっぱずかしい気もしましたが、やはりソファの方が体は楽で、良かったです。
パンフレットによれば「なんちゃって韓国ドラマ」。あり得ないような偶然と劇的な展開、“実は○○だった”の連鎖。異様にドラマチックな演出。一頃前に流行した韓流ドラマのそういう面をマネして作ったそうです。ただ途中で登場する賑やかなOL4人組は、日本のコメディドラマの雰囲気ですが。
作者は実際には韓流ドラマを見たことがないそうですが、私も見たことがないので抱いているイメージは似たようなものでしょうか。ある意味シリアス風のコメディを観ているような面白さがありました。この前提を知らずに観たら、単にくさすぎるドラマとしか思えなかったでしょうけれど。
そういうわけで、演技や演出はそういう感じにできていました。どこまで本気なのかわかりませんが、この路線においては(パロディとして)秀逸だったと思います。
2007/01/28-17:00
Shibaiya遊歩堂「なくしたカケラを拾い集めて」
in→dependent theatre 1st/当日券2500円
作・演出:清水伸吾
出演(ゲストおよびダブルキャスト含む):大澤真也/コーディー/井上一馬/守谷紘一/とくやまりの/梅田裕介/井上ゆきこ/藤本直樹/よこがわくみこ/坂口真美/中尾奈美/いちとせ/南綾郁/佐伯美佳/えびはらゆき/石神禿/浦田克昭/大木花男/加納雅也/ことぶきつかさ/佐々木悠二/佐藤寿/鈴木洋平/白馬王子/藤島淳一