2013年01月05日

SCARLET LABEL「4Q」

4q.jpg

人生や幸せに問いかける、4つのクエスチョン
(チラシより)

 去年クロムモリブデンに入った葛木英の過去作品3本と新作1本を、こゆび侍の成島秀和と声を出すと気持ちいいの会の山本タカが演出するオムニバス。長さはまちまちで、ほぼ中編というべき作品もあった。

 葛木英の作品は状況設定や登場人物が“現実にあり得ないわけでもない程度”に歪んでいて、不気味だが非日常性を醸し出すのが特徴と思う。今回は一部ファンタジー(もしくはオカルトかSF)的な要素が入っていたが、基本的には葛木ワールドが展開されていた。

 印象に残ったのは『廻〜お友達のうた〜』、自殺する人を見物するという悪趣味な秘密サークルの話。後味の悪い展開だが(褒め言葉です)、何度も何度もどんでん返しが繰り返されてウンザリした頃にそれまでの全体がひっくり返されるという、多重構造の展開が面白い。終わってもなおまだひっくり返るんかないかと疑ってしまう。

 世間的には一番話題となっていた『花〜向日葵のゆらゆら〜』は、震災で家族を失ったけれどその事実を受け入れられない絵本作家の話。葛木英と同時に最近クロムモリブデンに入ったゆにばの熱演がすごかったが、自分としてはあまり好みの話でもなかった。

2013/01/05-14:00
SCARLET LABEL「4Q」
シアター711/当日精算3500円
脚本:葛木英
演出:成島秀和/山本タカ
出演:井上みなみ/猪股和磨/小園茉奈/神谷亜美/櫻井竜/ゆにば/草野峻平/國重直也/服部紘二/宮崎雄真/宮ア優里/小山まりあ/加藤ひろたか/川田智美/諸田真実
美術:秋友久実
照明:吉村愛子
音響:上野雅
映像:土井敏生
衣裳協力:山内彩瑚
演出助手:鈴木遼
演出部:竹田悠一郎
舞台監督:櫻井健太郎
宣伝デザイン:安藤理樹/山田千尋
宣伝写真:引地信彦
宣伝ヘアメイク:田中順子
イラストレーション:リタ・ジェイ
WEB:伊藤彩
制作助手:鎌田聖菜
制作:北澤芙未子
プロデュース:丸山立


posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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