
誰もその姿を見たことがない(チラシより)
姿なき犬の行方を追いかけて、
探偵は、街を駆け抜ける
犬探しに定評のある私立探偵事務所だが、実は自分たちで飼い犬をさらって隠して依頼を受け、見つけたふりをしていた。怪しいと睨んだ警察官も出入りするが尻尾を掴めない。そんなある日、いつもの様に犬をさらおうとしてそのまま逃がしてしまう。しかも犬の鳴き声は聞いたが姿を見ていない。そして飼い主の家族もどこか様子がおかしい。
ミステリー風のお話だが、そもそも解かれるべき謎が何なのかはっきりしないまま謎解きを迎え、しかもオカルトじみた結末はいささかミステリーとは認めづらい。台詞回しはお約束っぽいものが多いし、主役の滑舌もあんま良くなくて、いまいちな印象だった。あと、自称宇宙人の子と白い服の少女は配役が逆の方がしっくりきたんじゃなかろうか。
2012/11/17-14:00
シアターノーチラス「その名はブルー 指先から離れゆくものたちの最後の感触について」
参宮橋トランスミッション/当日清算2300円
作・演出:今村幸市
出演:木村香織/冨永裕司/渡辺ゆりか/瀧澤由舞/丸山小百合/山田佳奈/川原真衣/村田望/三好雅人/小山内哲也
舞台監督・音響:渡辺大介
照明:太田奈緒未
美術:オノユウコ
宣伝美術:三上真由
制作:宮城範子