
そんなことないよ。って言われたいんでしょ?(チラシより)
二人の漫画家(片方は作家と漫画家のコンビ)と共通アシスタントが仕事場にしているマンションが舞台。やってくるのは編集者。売れたり売れなかったり、行き詰まったり行き詰まったり。ああいう職業の人は相当に精神が強くないと耐えられないんだろうなあ。
箱庭円舞曲の初の再演。お得意の業界もの。初演当時も関東にいたのでチラシは見た覚えがあるが作品は見逃していました。再演ではありますが多少時事ネタもありましたのでそこは修正したのでしょう。原発事故との絡みを連想させる部分は初演でどうなっていたのでしょうか。
物語が作れなかったり顔だけ描けなかったり、それぞれ苦手部分があって協業している状況はなんとなくリアルでありそうだが、二人の漫画家はお互いの仕事部屋に立入禁止だけどアシスタントは両方で仕事しているってのは現実にありうるのだろうか。取引先ならあるだろうけど。
2012/11/10-14:00
箱庭円舞曲「否定されたくてする質問」
駅前劇場/当日清算3300円
脚本・演出:古川貴義
出演:小野哲史/須貝英/爺隠才蔵/片桐はづき/村上直子/久保貫太郎/牛水里美/白石廿日/鷲尾直人
舞台美術:稲田美智子
照明:工藤雅弘
音響:岡田悠
舞台監督:鳥養友美
衣装:中西瑞美
校正:山内翔
宣伝美術:Box-Garden House
題字:須山奈津希
記録写真:鏡田伸幸
制作:安田有希子