2012年08月05日

笑の内閣「非実在少女のるてちゃん」

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漫画の世界にすむ魔法少女のるてちゃんはある日漫画の神様から人間の世界に行って青少年健全育成条例改正案を止めてくるように命令される。さっそく推進派の阿佐ヶ谷立秀高校教諭津川のもとに行き説得を試みるも失敗し魔法で懲らしめようと思ったが失敗する。実は漫画の神様は魔法にばかり頼って増長しているのるてに言葉の大切さを教えるため、魔法が通用しない人間の世界に派遣したのだ。そうとは知らず途方にくれるのるての前に津川に廃部を命じられた漫画研究会のメンツがやってくる。彼らとともに条例を阻止すべく動き出したのるてちゃん。
果たして彼女の運命は
(サイトより)

 初演時の池袋公演を観たので今回はパスするつもりでしたが、直前に知人と会ってちょっとした理由から再度足を運びました。演出が初演時とは変わっているとのことでしたが、最近の時事ネタを取り入れるなど細かい所は違っていましたが、全体の筋としては変わっていなかったと思います。

 むしろ大きく変わったのは環境でしょう。この作品は「非実在青少年」というキーワードを生んだ東京都条例がテーマ。初演時はまだ成立前でしたが今回は成立から1年以上過ぎています。そのため、あの条例そのものについてはもう諦観になっているのではないかと思いましたが、依然として初演時の熱は持続していたのが印象的でした。

 私が観た回のアフタートークは参議院議員の鈴木寛氏でした。話題は条例そのものよりもっと普遍的な話になっていましたが、とてもためになる話が聞けて有意義でした。

2012/08/05-13:00
笑の内閣「非実在少女のるてちゃん」
こまばアゴラ劇場/当日券3000円
作・演出:高間響
出演:伊集院聖羅/田中浩之/小林まゆみ/上蔀優樹/鈴木ちひろ/中西良友/由良真介/眞野ともき/藤井麻理/谷脇友斗/髭だるマン/高間響/合田団地/浪崎孝二郎/キタノ万里/征木ゆう/向坂達矢
エグゼクティブアドバイザー&舞台監督:唐仁原俊博
助演出:由良真介
照明:山本恭平
音響:神田川雙陽
衣装:藤井麻理
小道具:つじ
チラシイラスト:神奈江淳
宣伝美術:末山孝如
制作:浅田麻衣/平田ユミ/井上華奈
オタ知識提供:にょろ
演奏:井村匡孝
オタ芸:HIROFUMI
雑用:川崎一輝


posted by #10 at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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