登場人物の多くはいい歳した大人だが、教室ではすっかり高校生気分。スポーツして恋愛して喧嘩してと、まさに青春を謳歌する日々を送る。教室が舞台なので何度か「起立、礼」というおなじみの号令が出てくるのだが、一度思わず起立しそうになりました。学校帰りに一杯飲みに行くなんて、もう理想の生活としか言いようがない。
そして卒業の日、担任の先生から詩を贈られる。この詩が何であるかはネタバレかもしれないので書かないが、実は青春という言葉から私が真っ先に連想したのがこの詩のさわりの部分だ。ただ全体がこんなに長い詩だとは知らなかったので、どこかで探してじっくり読んでみたいと思う。
大人になってからもう一度高校生になるというのは、実は夢のような話だ。主人公の美樹も本当は学力が低かったわけではなく、青春をやり直したくてわざと試験に落ちている。実際、もしこんな制度ができたら私もそうしたいと思うだろう。学校好きでしたから。
2005/04/09-19:00
PROPAGANDA STAGE「青春時代+」
東京芸術劇場小ホール1/当日券3800円
作・演出:砂川仁成
出演:宮岡弥生/柴木丈瑠/野崎亜里沙/才藤長彦/三保谷太郎/鎌田秀勝/西口綾子/内藤敦士/渋井裕之/大田陽介/梶友美/鍛冶里江/増永壮吉/山口温/佐藤愛由美/高瀬李奈/原田美穂/星野涼子/前田絵美/小島佑介/河邊安信/野々山祐輔/稲垣干城/五十嵐順子/前田彩子/根本友美/吉田秀隆/和久田アラン恒次/黒澤誠/吉松賢/三木茂美/川田誠治/林秀樹