2012年06月10日

流山児★事務所「さらば、豚」

sarababuta.jpg

…豚は夢を見る…
炭鉱跡の養豚場で豚の世話をしているのは敵対している二組のヤクザ達。
ある日、養豚場から豚が一匹残らず消えた。
二組のヤクザは互いに相手の仕業だと争う。
消えた豚を追っかけてヤクザ達が迷い込んだ先は、不気味な廃炭坑。
閉じ込められたヤクザ達に、闇の奥から忌まわしい唄が聞こえてくる…
それはヤクザ達にとって忘れられない弔いの唄であった。
(チラシより)

 久々に骨太な芝居を観た。炭鉱、労働争議、ヤクザ、豚・・・。泥臭くて汗まみれで埃っぽくて血なまぐさくて、完全なる漢(おとこ)の芝居だ。迫力満点、最初から最後までワクワクしながら楽しめた。さすがである。

 「由緒ただしきアングラ舞台」ということで突然踊り出したりする。たまたま最前列の中央近くで見ることができたのだが、そのうち舞台から何かが飛んでくるんじゃないかと思うほどの臨場感を楽しめた。

 最近はこういうタイプの芝居をする劇団は少なくなったように思える。仮にやっても若い人の多い劇団ではこの濃い味が出せないだろう。そう考えると貴重な団体であり、観続けたいと思う。

 ただ不思議なことに匂いはなかった。ビジュアル的にはとんでもなく臭いはずなのだが、さすがにそれは演じられなかったか。あの距離なら役者の汗の匂いが漂ってきても不思議はないのだが。

2012/06/10-14:00
流山児★事務所「さらば、豚」
ザ・スズナリ/当日清算4200円
原作:東憲司
演出:流山児祥 
出演:若杉宏二/佃典彦/保村大和/丸山厚人/今村洋一/イワヲ/木暮拓矢/冨澤力/本多一夫/塩野谷正幸
作:東憲司
演出:流山児祥
美術:島次郎
照明:沖野隆一
音響:松本昭
舞台監督:高橋淳一
音楽:阿彌善
振付:北村真実
衣裳:大野典子
演出助手:坂井香奈美
制作:米山恭子
宣伝美術:雨堤千砂子


posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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