何を思ってかグアムに行く。3時間30分。広島より近い。テレビなどでよく見るよな白い砂浜と透明な海があっさりと目の前にあり、顔を浸ければ色とりどりの魚たちがサンゴに群がっている。水中対応のデジカメを1万も出して買い、脳裏に焼き付けるより先に撮りまくる。(チラシより)
"バカンスに暮れる人々は日本人ばかりで、彼らはみな母国にいる時よりもほんの少し生命力が上がっているように見える。現地の人々も軽妙に日本語を話すものだからして、一瞬ここがどこだかわからなくなる。くらくらする。連れがプールで泳ぐ。ホテルの部屋からそれを撮る。地上10階。落ちたら即死だな。でも僕は落ちない。落ちないのだ、絶対に。
I’m here. "
演劇というよりライブパフォーマンスのようなスタイルだが、物語らしい物語も一応ある。その表現スタイルはいわゆる現代口語演劇とはまったく違う前衛的なものだ(前衛的という言葉の使い方は多分間違っている)。
はえぎわの舞台を観たのは初めてで、個人的にはあまり肌に合うタイプではなかった。こういうのが好きな人も少なからずいるのはわかるし、前回の作品が岸田國士戯曲賞を受賞したのも不思議ではないと思う。
しかし私が好きなのはもう少し普通の演劇なのだ。こういう作品はどうしても眠くなってしまう。ところどころ面白いのだけど、やっぱりいくらか寝てしまった。
2012/05/19-19:00
はえぎわ「I'm (w)here」
ザ・スズナリ/カンフェティ事前購入指定席3500円
脚本・演出:ノゾエ征爾
出演:井内ミワク/町田水城/鈴真紀史/滝寛式/竹口龍茶/踊り子あり/川上友里/鳥島明/富川一人/山口航太/ノゾエ征爾/金珠代/鈴木将一朗/笠木泉
舞台監督:田中翼
舞台美術:稲田美智子
音響:井上直裕
照明:伊藤孝
衣装:セオキョウコ
小道具:田中県
WEB:植木悟士/斧竜摩/高野尚之/いのくちあきこ
チラシ美術:康舜香
チラシ写真:ノゾエ征爾
ドラマターク:齋藤拓
演出助手:磯崎珠奈•萩野肇
制作:田中和則•山崎直子・山田建太朗