
6人の作家が戯曲を提供し、それら全てを金崎敬江が演出するという趣向。逆に同じ戯曲を異なる演出家が手がけるタイプの公演は過去に観たことがあるが、その逆パターンとでも言えるか。
比較はしにくいが、戯曲と演出のどちらが強く自分のカラーを出せるか競っているような印象を受けた。その勝敗は五分五分というところか。どちらが良いというわけではないが、圧倒的に戯曲が支配している作品もあれば、演出によって初めて面白くなっていると感じる作品もあった。同時進行で異色の作品を次々演じる役者も大変だっただろう。
終演後に配役表が配られたが、残念ながら各作品の内容や登場人物の配役までは書いていなかったので、顔と名前が微妙に一致しない役者がいて、それが残念。作品のタイトルは正直なところ関心がないのです。
2015/05/12-15:00
miel「 ま ○ る 」
ザ☆キッチンNAKANO/当日清算3000円
脚本:上野友之(劇団競泳水着/TOKYO PLAYERS COLLECTION)/佐々木なふみ(東京ネジ)/登米裕一(キリンバズウカ)/ハセガワアユム(MU)/ほさかよう(空想組曲)/吉田小夏(青☆組)
構成・振付・演出:金崎敬江
出演:北村圭吾/佐野功/末原拓馬/阿久澤菜々/石井舞/杉亜由子/金崎敬江
照明:柿嵜清和
照明操作:角本敦
音響:江村桂吾
音響操作:古川直幸
衣装:川口知美
宣伝美術:采澤聰
舞台監督:西廣奏