2012年02月19日

セカイアジ「熱の華」

netunohana.jpg

スクラムを組む足音
怒号と歓声
迸る水しぶき

朝日があたる部屋の窓から
遠くの戦いの気配が入ってくる

ぼくたちはこの部屋にロージョーして
戦いの準備に余念がない

ぼくたちはただ、むしばまれることで再生を願った
そしてそれを、革命とよんだ

アジトで蔓は青々と茂る

きっと毒々しい色の華が咲いて
汚れたこの土地を
あっという間に浄化するんだろう

ぼくたちはただ、むしばまれた世界で成長を願った
そしてそれを、未来とよんだ

ぼくたちはただ、むしばまれることで種を蒔いた
そしてそれを、希望とよんだ
(チラシより)

 時代背景は60年代頃か?まだ学生運動が盛んで、革命を目指す活動家が公安当局から目を付けられている。お金持ちっぽいリーダーが借りた大きな屋敷で、なにやら怪しげな植物の栽培を試みている。その植物の蔓がスルスルと不気味に成長していく。

 過去にその屋敷に住んでいた女性が失踪した話と、植物を扱う学生たちが研究している話があるのだが、どうも時系列がわかりにくく、今演じているのはどの時点なのかと混乱した。また人間関係も後から後から「実は‥‥」みたいな展開になり、まさに「不条理なサスペンス」だった。

 舞台上にある大きな窓の向こうがテラスになっており、上の階で栽培されている植物の蔓が降りてきている。よく見るとその蔓が成長しているので、蔓の量を見ることで時間的順序はつかめたのだが、そのことに気付くのが遅かったため、観ている最中はしばしば頭の中が???という状態になった。

 リーダー役の星耕介がなんとも狂気じみた表情で良かった。髪型と体型のせいもあるだろうけど、よく似合っていた。

2012/02/19-14:00
セカイアジ「熱の華」
OFF・OFFシアター/当日券3000円
作・演出:杉田鮎味&星野多過去
出演:仗桐安/西山聡/墨井鯨子/アダチヒロキ/金沢涼恵/前田花男/新田えみ/星耕介
舞台美術:袴田長武+鴉屋
音響:島貫聡
照明:工藤雅弘
舞台監督:弘光哲也
宣伝美術:小向美実
宣伝写真:鵜戸庚司
当日運営:宍戸円


posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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