2012年01月22日

The end of company ジエン社「アドバタイズドタイラント」

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 前回公演と同じくd-倉庫で、社会が崩壊しつつある状況下の話。“不謹慎”な広告を作ったことの謝罪会見をする予定だったアーティストと広告会社の社員。しかし東京は大災害に見舞われていて、それどころではない。被災地へ向かう男女の物語が重なる。

 主人公?の広告会社社員を、三人の俳優が演じる。一人三役ではなく三人一役。しかも場面によって交代するのではなく、同時に三人が出ているという斬新な演出。さらに同時に喋ったりすりから舞台上はものすごく密度が濃くなっている。

 そしてこの男だけでなく登場人物が全体に常に同時発声状態で、全部を聞き取るのは困難なほど。同時発声と言えば平田オリザが思い起こされるが、彼の作品のように「リアル」としての演出ではなく、意図的に混乱というか喧騒を作り出すためのものだと思われる。

 話の筋とか状況を追いかけるだけでかなり疲労するが、しかし心地よい疲労感だ。あざとい手法なのかもしれないが、少なくともこの作品においては成功していたと思う。個人的にな好みの舞台だった。

2012/01/22-18:00
The end of company ジエン社「アドバタイズドタイラント」
d-倉庫/当日清算2800円
作・演出:作者本介
出演:伊神忠聡/大重わたる/岡野康弘/小見美幸/川田智美/菊沢将憲/北川未来/清水穂奈美/時田光洋/三嶋義信/松原一郎/善積元
舞台美術:泉真
舞台監督:桜井健太郎
照明:南星
音響:田中亮大
演出助手:吉田麻美/ブルー玲
Web:きだあやめ
宣伝美術:サノアヤコ
プリンティングディレクション:青山功
制作:大矢文
運営:塩田友克


posted by #10 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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