
何 を 隠 そ う た だ の 原 始 時 代 ご っ こ(チラシより)
芝居を観よう。悪い芝居を観よう。どうせ観るなら本当に悪い芝居を観よう。
昨年、砂の上で暴れまわり 京都限定で上演された、あの伝説の原始口語演劇が、
新春まさかの駅前劇場へタイムトラベル!
全編身体を元にした理解できない"コトバのようなもの"で進行し、
無声劇のような ダンスのような 原始人ごっこのような 歴史教育番組のような
圧倒的なカタルシスと 理解出来ないいらだちが駆け抜ける!!
マンモス! イエイ!
石器! イエイ!
土器! ワオ!
稲作! ゲッチュ!
2012年、観劇初め、基準作品に是非どうぞ。
言葉を使わないいわゆるノンバーバルパフォーマンス。ウーウー言いながらじゃれあっていた原始人の集まりが、物々交換をするようになり、やがて稲作や野球みたいなゲームをしたりとだんだん進化して、最後は一気に現代人になっていく。ある程度文明が生まれてからは喋りだしていました。
ノンバーバルっていうのは言葉を使える人が言葉に頼らない表現を試みるものであって、そもそも言葉を持たない原始人の演技は違うんじゃないのかという疑問もありますが、身体だけで一応の展開を表現していた役者は頑張っていたと思います。
とは言え、主催の山崎さんを始めとする悪い芝居のメンバーがこの実験的作品で何を目指していたのかについては、イマイチよくわからなかったというのが正直な感想で、そのためどういう視点でこれを評価すべきかもわかりません。言葉を使わない方がよりよく伝わるものがあるという観点があるなら、それは何だったのでしょうか。
2012/01/08-19:00
本当に悪い芝居「猿に恋〜進化Ver〜」
駅前劇場/当日清算2000円
作・演出:山崎彬
出演:池川貴清/畑中華香/大川原瑞穂/植田順平/宮下絵馬/呉城久美
照明:西崎浩造
音楽:岡田太郎
音響:中野千弘
衣装:畑中華香
演出助手:進野大輔
演出部:森井めぐみ/北岸淳生
フライヤー写真:山口真由子
WEB:植田順平
宣伝美術:大原渉平
メンバー:西岡未央
制作:有田小乃美