2012年01月07日

あんかけフラミンゴ「俺という宗教、女神のSEX」

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「別れよっか」 「それ本気で言ってる?」
仕事なくして怖くなって、彼女から逃げたい。
出家しよう、セックスフリーの宗教に。
「慈しみなさい。愛しなさい。」逃げてよかったガハハハハハ
ある日、彼女がその宗教を訪れた。
来んなよ・・・へこむわ・・・けどちょっと勃起。
(チラシより)

 あんかけフラミンゴは慶応の学生劇団から派生して今回が旗揚げ公演。メンバーは全員が学生というわけではないようですが、作風はいかにも学生劇団という印象のガチャガチャした賑やかなお芝居でした。宗教とセックスという切り口でエログロさを表現するのはありがちかなあ。小劇場界の内輪ネタも織り交ぜて笑いを取るのは、客層が大体その界隈の人だからでしょうか。

 脇役だがかなりキレてる信者を演じた小林さんがなかなか面白かった。特権的肉体というには貧弱だが、あの役はあの体じゃないとできない気がする。他の役者も総じて若いためか、ダンスの動きのキレは良かったし、お尻を出す場面ではプリッとした肌に若いなーっと思いました。

 しかしエログロな演出という面ではまだ吹っ切れてない感じで、題材として使ってはみたものの、標準的な発想を超えた表現には至ってなかった気がします。というかセックス宗教とか金集めのカルトってわりと使い古されたネタだよね。いまさらそういう題材を使うならもっと新しい展開を持ち込むか、観ていて吐き気がするくらい生々しく描くなどしてほしかったと思います。

 また、前半(真っ黒の章)と後半(真っ白の章)でほぼ同じ場面を視点を変えて演じ、後半がいわば種明かしになっているタイプの演出手法をとっていました。しかし、この方法はもっと短い作品(トータル1時間以内)には良いものの、1時間50分という本作では間延びしてしまってインパクトが薄くなると思われます。さらに後半で明かされる裏側が前半でだいたい予想できてしまうこともあり、やや残念なものとなっていました。

2012/01/07-19:00
あんかけフラミンゴ「俺という宗教、女神のSEX」
しもきた空間リバティ/当日清算2000円
作・演出:島田真吾
出演:小山沙織/島田真吾/大山修一郎/熊谷利大/小林光/近藤伸哉/笹木皓太/椎谷万里江/村上淳也/山田佳奈/竜史
舞台美術:三井優子
舞台監督:橋爪知博
照明:山内祐太/佐藤美和子
音響・音楽:石黒潤也
衣裳:山下奈那/小口武蔵
映像:大橋秀行
演出助手:栗田優香
制作・宣伝美術:黒田哲平
制作補佐:北山澪


posted by #10 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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