一人の女性の人生を八人の女優が描く。初めの一歩から、最後の一歩まで、いろんなことがあって、たくさんの分かれ道があって、選んだ道と選ばなかった道があって、過去と未来と今の自分がいる。描かれるのは平凡な人生だ。でも大切な人生だ。誰もが自分の人生を重ねられるだろう。何もない広い床に光で道が示される。大事なことが何回も繰り返される。
ままごとを観るのは初めて。横浜赤レンガ倉庫に行くのも初めてです。かなり話題になった「わが星」は観にいけなかったので、今回は何とか時間を作って平日に足を運びました。
いやはや、観て良かった。物語として何かすごいものがあるわけじゃないけれど、だからこそ心に響く。この劇団の表現技法は何と言うのだろう。ジワジワと染み込んできます。残念なのは役者さんの顔と名前が一致させられないこと。いや別にいいんですけど。
2011/12/08-19:30
ままごと「あゆみ」
横浜赤レンガ倉庫/当日券3500円
作・演出:柴幸男
出演:秋葉由麻/黒宮万理/鈴木亜由子/長沼久美子/藤吉みわ/フタヲカルリ/真嶋一歌/吉田愛
舞台監督:佐藤恵
美術:青木拓也
照明:伊藤泰行
音響:星野大輔
演出助手:きまたまき/辻村瑛子
宣伝美術:セキコウ
制作協力:佐藤泰紀
制作:ZuQnZ [大石将弘/加藤仲葉]
製作総指揮:宮永琢生