私立美術館で学芸員をしていた男女が、空港へ向かう車で事故に遭った。ところが、死んだはずの男の魂は女の体に入り込んで残ってしまう。天界から来た使者は彼の魂を成仏させようと説得するが、彼は女が死ぬ前にやろうとしていたことが気になり、召されようとしない。女は美術館から一枚の絵を持ち出していたのだ。価値の低いレプリカのはずのその絵に何があったのか?
ほとんど舞台装置を使わず、セリフ中心で進行するスタイル。だが衣装はもう少し変えても良かったのではなかろうか。回想シーンとそうでない場面くらいは視覚的に区別できた方が見やすい。
物語に目新しさはないが、演出や演技次第でもっと響くものができると思う。役者による力量の差が若干目に付いた。千住役の市村卓也と平山役の森ゆか里が良かった。
2005/03/13-18:00
NO BRAND「ひまわり」
アートスペースプロット/当日券1800円
作:岩本憲嗣
演出:高津美萩
出演:高橋ミサト/佐藤正太/龍野大介/森ゆか里/村木華子/赤井祐毅/小川峰生/市村卓也/岩本憲嗣/永沢えみり
2005年03月13日
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