
モスバーガー、いきなり店長が巨大なハンバーガーにーなってしまったところから始まる。店員や常連客が慌てふためく中、その巨大ハンバーガーから半裸の店長が飛び出して、悪いハンバーガーと良いハンバーガの戦いを語り出す。
古き良き時代の小劇場演劇という雰囲気のお芝居。熱いテンションな悪ノリ、ひたすら勢い、奇天烈な設定と展開、半端な特殊メイク。 そもそも設定も展開もナンセンスなので何が起きても驚かないが、ちょっと迷惑なナイスガイといったキャラの店長が秀逸。全編を通じてずっと半裸で寒くないのだろうか。
役者の演技力についてはあまり優れた印象を受けなかったものの、こういう作品で本格的な演技をしても却ってそぐわないので、ヘタウマを狙っていたのかもしれないと思う。 終盤でやや冗長なところがあったが、そこは何故かうまいような気がした。
2011/10/29-20:00
ナカゴー「ダッチプロセス」
王子小劇場/当日券2300円