2011年10月22日

ゴジゲン「極めてやわらかい道」

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彼は変態じゃない。
ほんの少し恋の仕方を知らないだけ。
彼は犯罪者じゃない。
ほんの少し寂しがり屋なだけ。
ゴミみたいな男たちの純粋な恋のお話。
(チラシより)

 ゴジゲンの舞台は三回目。前回の座・高円寺から再び駅前劇場に戻ったが、作風も戻ったようだ。というか前作が「いい話」すぎてちょっと異質だったように思う。

 一人の女性に惚れ込んだ男達が共同で彼女の自宅向かいに部屋を借り、望遠鏡や盗聴器で24時間監視し続けている。要するにストーカーである。密かに収集した彼女のモノと写真で満ちあふれた室内。歪んだ愛情と仲間意識に満ちた光景ははっきり言って気持ち悪い。女には付き合っている男がいて、闇金から借りた金を女に返させるクズだ。その会話もまあ気持ち悪いこと。

 もちろんそれは演出された気持ち悪さで、この芝居はその嫌悪感を堪能する作品だった。妙に自然に変態を演じた役者達の力量はなかなかのものだと思う。

 描かれたストーカーにはストーカーの論理とか美学みたいなものがあり、何を見ても決して干渉はしない。女が殴られていたり自殺を図ったりしているのを見ても助けに行かずただ監視し続けるというのは、明らかに常人の感覚からは逸脱しているが、現実のストーカーはその辺どうなんだろうか?

 この手の「異常な集団」や「裏社会」を題材にした舞台って、作者の想像だけで構成しているのか、ある程度のモデルがあるのか、どっちなのだろうか。また後者であるならどうやって取材してるのだろうか?

 そんなことを考えたりもしたが、別にどっちだっていいことに気づいた。

2011/10/22-18:00
ゴジゲン「極めてやわらかい道」
駅前劇場/前売券3000円
作・演出:松居大悟
出演:川島潤哉/辻修/野中隆光/東迎昂史郎/松居大悟/村上航/目次立樹/吉田亮
舞台美術:片平圭衣子
照明:伊藤孝
照明操作:上原皓介
音響:田上篤志
音楽:森優太
映像:大見康裕
衣裳:横田真理/本間圭一
演出助手:久保大輔
演出部:秋山拓弥
舞台監督:川除 学+至福団
宣伝美術:今城加奈子
宣伝写真:松本のりこ
WEB:飯塚美江
アシスタント・プロデューサー:武藤香織/小野塚央/西川悦代
プロデューサー:北川隆来


posted by #10 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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