2004年10月19日

劇団ジャブジャブサーキット「しずかなごはん」

劇団ジャブジャブサーキット
「しずかなごはん」
七ツ寺共同スタジオ
04/09/28-04/10/03
作・演出:はせひろいち
出演:小山広明、村松綾、荘加真美、永見一美、小関道代、岩木淳子、高木美千代、岡浩之、中杉真弓、栗木己義、江川由紀


なにやら建物の内部が複雑な心療内科クリニック、ある日ここに摂食障害で入院している患者の弟や元患者で自殺してしまったモデルのHPの管理人、元ルポライターなどが訪れる。また、分室長は懸賞金を目当てに通院患者である女子高生と共同執筆で戯曲を作成しているのだが、患者の書くストーリーがどうにも示唆的に感じた。。。そんな時、彼女が摂食障害になった原因は私だと同級生が尋ねてくる。

なかなか衝撃的なテーマで見応えがあった。摂食障害という病を個人のレベルだけでなく社会の問題として捉え、誰が悪いのかというアプローチではなく、どうすれば良くなるのかという問題提起の仕方で真摯な描写が非常によかった。深刻になりすぎないように上手くバランスがとれており面白おかしく、かつ、真面目に考えさせる。

摂食障害についてはあまり知らないが過食症や拒食症の総称といった感じ。イメージとして女性に多い(ダイエットなどが原因で発症することが多いため)が男性でも起こり得る。
ダイエットで発症するタイプはあまり嘔吐はしないそうだが、過食嘔吐タイプはさまざまな原因(ストレスなど)で発症する。

この演劇を観て摂食障害は戦争と似ているなと感じた、現在の戦争の原因はなんだろう?
他人(他国)への恐怖が摂食障害(戦争)へとはしらせる原因なのかもしれない。
いずれにせよ、どうすれば戦争がなくなるのかを人類は考える時期にきているような気がする。原因を無くすという方法は間違いではないが実現は極めて困難だ、摂食障害の場合はストレスが原因といわれている以上、全てのストレスを無くそうとしても無理だろう。
肩の力をく必要がありそうだ。
どうも出発点には恐怖があるような気がする、他人からどうみられているのか気になり(恐怖)、無理なダイエットをしたり(自分への攻撃)、ゆえに現実にこれらの症状から脱した方たちはすごいと思う。それだけすさまじい症状であるからだ、なにせ衣食住の内、食のコントロールが効かないということだ、場合によっては死につながるだろう。
患うということは何かに依存するということか。

ジャブジャブサーキットは文化劇場でも十分公演できると思うが、この公演は七ツ寺共同スタジオの雰囲気が最も合う、会場選びも重要な演出だと思う。

(しおこんぶ)


posted by #10 at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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