2004年10月19日

劇団うりんこ「弟の戦争 −GULF−」

劇団うりんこ公演
「弟の戦争 −GULF−」
アートピアホール
04/9/24
作:ロバート・ウェストール、訳:原田勝
脚本・演出:鐘下辰男
出演:佃典彦、西尾栄儀、青山千代佳、長田光世、長谷川真由、和田紀彦、三雲一三、平山真由美、高田博臣、松田大


父は建設業。スポーツマンで地元のラグビー・チームのキャプテンだった。母は市会議員で、人の世話をすることが好きなみんなの母とも言うべき人だった。人より寂しがりやだったトムは「フィギス」という空想上の友達を考えだしてどこえへ行くのも一緒のつもりだった。3歳の時、弟のアンディが生まれた。トムはアンディをフィギスと呼んで遊ぶようになった。フィギスには憑依ともいうべき不思議な能力をもっていた。フィギスの身体はこちら側にありながら、心はイラクにあった。少年兵の魂が入り込んだフィギスが病院の一室で戦争のまっただ中のイラクの生活を再現してみせる。。。

市会議員の夫が体育会系で家事の手伝いをあまりしてなさそうで理不尽な印象。どうにも釣り合わない。結局遠くにある戦争を弄んでしまった印象になってしまったようで残念。戦争の悲惨さ、愚かさ、虚しさ、怖さ、これらがあまり舞台上にでてきておらず、この芝居を観てもやっぱり戦争は遠い話だなと感じただけになってしまわないか心配になった。唯一フィギスの友人たちが死んでしまったシーンだけは良かったように思うが、全体として不満が残る。
舞台装置などはとても凝っていたし迫力もあった。役者さんではラシード先生役の三雲さんは精神科の先生役みたいな役ばかりやってきたのでは?と思わせるほどで、かえって現実味をそいでしまった。板につきすぎるというのも考えもので
ある。

(しおこんぶ)


posted by #10 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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