2004年08月10日

集中チ療室「狂ったホテル」

集中チ療室
「狂ったホテル」〜隣人はすっげぇ笑う〜
天白文化小劇場
04/08/07-08
作・構成:サコー
演出:サコー/間拓哉
出演:ありさ/仲村宙矢/近藤一隆/吉田渉/ヒート猛/ロミ1031/間拓哉/サコ−/箕浦花絵


ストーリー
 チャペルのある会員制ホテルに勤める駿の下に先輩から幼馴染と結婚するからチャペルを借りたい旨の連絡がある。しかし、急な結婚式で友人にも連絡しておらず出席者はゼロ、先輩の結婚式を盛り上げようと、そのホテルに宿泊している元直木賞作家で現エロ小説作家の先生と張り込み中の探偵の男女1組を結婚式に出席させようとするのだが。。。

 集中チ療室さんは初めて観に行ったが、正直にいうと期待はずれだった。いや内容はそれほど悪くは無いのだが、、、芝居を観に行くというよりバラエティーを観に行くと思った方がいい。お笑い番組をみるつもりがみるつもりで笑っていいともを見てしまった感じに近いといえば判りやすいか?
 要するにお客が良すぎるのだ。なにをやっても笑ってくれるそんな感じ。初めて観る人が笑える内容になっているとはとても思えない。会場は大爆笑しているが何処が面白いのか全然判らなかった。極端に言えば疎外感すら感じた。
 つまり登場人物のキャラクターが弱いのを役者の力量でカバーしている感じ。役者のキャラクターが面白いのであって登場人物が面白い訳ではない。(私のお笑いに対する感性がおかしくなければの話だが)
 観客は劇中の役名より役者の名前を覚えているのではないだろうか。同じストーリーをまったく違う無名の役者が演じたらあんな爆笑は起こらないと思う。なので初めて観た人(役者のことを全く知らない人)は何が面白いのか判らない。笑えたのはラストシーンくらいか。公演後のカーテンコールも内容云々ではなく予定されたものだった印象が強い。

 歌、ダンスなど上手いなと思うものもあったが脈絡とかストーリーに関係はなくいきなり始まっちゃうので訳が判らない。
事前に観客に好きなことを自由に書いてもらい、それをつなげて即興で芝居にするという(これもストーリーとはほぼ関係ない)ことも行っていたが、こうなると公演というよりイベントに近い。(ちなみに私が書いたのも使われたが観客参加型のイベントとしては面白いと思う)

(しおこんぶ)
posted by #10 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック