2004年08月07日

ランニングシアターダッシュ「POOL」

ランニングシアターダッシュ
「POOL」
長久手町文化の家
04/8/6
作・演出:大塚雅史
出演:宮腰健司/上瀧昇一郎/浅野彰一/安宅慶太/平本光司/岡部尚子/川下祐樹/斉藤ゆき/木村恭子/前田亜衣/葉山聖/安村麻衣子/藤井麻美/佐藤太一郎/徳本憲治/大澤信之/西浦英之/西山明子/佐久間京子


ストーリー
 夜間高校に通う生徒4人が学校のアイドルでシンクロ部のナミと仲良くなるため、元オリンピック候補であった先生を顧問にして水泳部を作った。しかし、学校のプールには照明がないため練習ができない!そんな時、ナミを思う水泳部員の磯島と諍いになりプールの使用権をかけて全日制水泳部と勝負することに。プールが使えない彼らは演劇少年の力をかりてイメージで練習することに。。。

 舞台装置といったものはほとんど無く役者たちが体で表現していく。照明の美しさは特にすばらしかった。ただ光をあてるだけでなく、闇や影を創ることで、より光を強調していた。
 出演者がやたらと多いが主要登場人物のキャラクターはハッキリしており漫画や映画に近い。ストーリー展開などはかなり無理があるのだが、それ以上に強烈なキャラクターが登場するため苦にはならない。演劇少年って(笑)
ラスト近くの全キャストが総出演して少年を励ますシーンには迫力と感動があった。
終演後、拍手がなかなかやまずなかった、小演劇でカーテンコールが起こったのは初めてだったが納得できる内容だった。今後も定期的に名古屋に来て欲しい。

 大阪の劇団は初めて観るが、とにかく笑わせてもらった。パワーがあり何より役者さんが楽しそうで、力いっぱい演じており観ていて気持ちが良かった。
全体のストーリーは安直(学生向けかも)で、どこかで聞いたような話がてんこ盛りな感じもするが、熱血スポーツ、ハッピーエンド系で誰が観ても楽しめる。(私のようなひねくれ者には向かない、でも十分に笑える)

(しおこんぶ)


posted by #10 at 20:52| Comment(1) | TrackBack(1) | 名古屋観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 演劇の中で演劇を扱うのはどうしても楽屋オチの印象を受けてしまうの。この作品でもそれは抜けなかったものの、これだけ物語の中核に据えられれば納得が行く。無茶な設定でも気迫で押し切れば成立するということか。確かにパワーは強かった。
 練習光景の中で繰り出される小ネタが妙に面白かった。やはり大阪の劇団だからだろうか?
Posted by #10 at 2004年08月09日 23:14
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