2004年05月18日

ヨーロッパ企画「ムーミン」

ヨーロッパ企画
「ムーミン」
愛知県芸術劇場小ホール
04/05/14-16
作・演出:上田誠
出演:石田剛太/酒井善史/諏訪雅/瀬戸中基良/中川晴樹/永野宗典/本多力


 森の中。居心地の良い場所を見つけた彼らはしばらくそこで暮らすことにした。美味しい食べ物はあるし、冒険するにも事欠かない。キャンプのようなサバイバルのような、スリルと平穏の入り混じった日常が続く。

 と、無理矢理あらすじをまとめたものの、あまり意味のある筋はない。劇団HPに書かれた解説によれば「暮らしぶりそのものがまぬけで面白い芝居がいいなと思って」とのことで、確かに大きなイベントはないが楽しげな暮らしが描かれていた。

 コント調のネタや登場人物の個性的なキャラなどを見ると、脚本はうまいと思う。森の舞台装置も力作だ。途中から少しずつ明らかになる意外な時代背景もスパイスとして効いている。ただ、ひとつの作品としての完成度という点では疑問を感じる。正直、空気が穏やか過ぎて途中で寝そうになった。


posted by #10 at 01:36| Comment(1) | TrackBack(0) | 名古屋観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この作品、演劇フェスティバルの参加作品で「未来」をテーマにした作品。観た直後は舞台装置の良さとのんびりとした雰囲気が印象的であったが時間が経つにつれ、すごい面白い作品だと思えてきた。個人的にはこの作品がフェスティバルのグランプリだと思っている。

森の中でなにやら楽しそうな若者たち、楽しそうではあるが仲間はずれにされたり馬鹿にされたりもする。それでもなんだか楽しそう。そんな若者の中に旅人が訪れる。黒船だ未知との遭遇だ。文化の違いに驚き、戸惑い、それでもこの芝居の中には憎しみや争いといったものが見当たらない。そしてラストシーン。

争いのない世の中ってこんな感じなのか?競争しないってことはこういうことなのか?
教育のこと、国のこといろいろ考えさせられた。日本人に向けられた強烈なメッセージが隠されているようでならない。
Posted by しおこんぶ。 at 2004年07月18日 02:34
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