ちなみにfringeは小劇場演劇の制作者を支援するサイトです。私がここを読むのは「トピック」や「blog」が情報源として有益だからですが、「ナレッジ」というコーナーは純粋に制作者のための基礎講座になっており、制作に携わる人には是非読んでほしいページです。
さて冒頭のセリフ、どうやら役者のチケットノルマに加えるためのようですが、私の場合は常に「いません」と答えることになり、多少の寂しさを感じます。fringeの主張が全てではありませんが、どちらかと言えばやめた方がいいと私も思います。
受付においては、他にも気になることがあります。
・受付種別の表示位置
多くの場合、「前売」「予約」「当日」などで受付を分けています。しかしその表示が机の前にあると、並んでいる客の影に隠れてしまい、後から来た客には見えなくなる場合があります。天井から下げるとか後ろの壁に貼るなど、人が並んでも隠れない位置に表示してもらいたいと思います。
・開場前のアナウンス
人気のある公演では開場前から多くの観客が集まります。文化小劇場のようにロビーのある会場では受付の内側で待つため問題ないのですが、七ツ寺のようにスペースが限られる会場では、受付で整理券を渡されて場外でたむろすることになります。すると、後から来た客が彼らを受付開始待ちと勘違いし、そのまま受付を済ませずに待機してしまうことがあります。
また、整理券ではなく列に並ぶ方式では、受付待ちの列と入場待ちの列がそれぞれ伸びて、どっちがどっちかすぐには見分けられずに戸惑うことがあります。
どちらの場合も、スタッフがこまめに「まだ受付がお済みでない方はこちらでお願いします」などというアナウンスを繰り返すことで解消されます。
・当日券の情報
ある公演では、当日券の残数が受付開始前から掲示してあり、気分的に助かりました。充分な残りがある場合でも「当日券あります」などと大きく表示してあると近づきやすい気がします(私だけかな?)。
・靴袋、靴箱
桟敷席のスタジオでは、靴を脱いで入る時があります。私は大抵ミドルカットのライディングシューズを履いているため、小さ目の靴袋では片方しか入りません。カバンより邪魔なので入口に置かせてほしいのですが、認められる場合と断られる場合が半々くらい。なぜか荷物は預かってくれるのに靴はダメだったこともあります。
飲み屋じゃないんだから靴を間違える人がそう多いとも思えませんし、ロングブーツの女性はどうしているのか不思議です。特にスタジオ・座・ウィークエンドなんて常設の靴箱があるんだから、そこに置かせてくれと切実に思うのです。まあ、これも私の個人的な要望かもしれませんが。
客席に着いてからのことも書くつもりでしたが、長くなったのでまたの機会に。
「劇団員にお知り合いはいますか?」
「いえ、いません」
「ダイレクトメールが届きましたか?」
「いえ、来てません」
「え、じゃあ、なんで?」
「・・・えと、チラシを見て・・・」
「ああ! ありがとうございます!」
一見の客がそんなに珍しかったのだろうか。「なんで?」と言った時の顔が本気で不思議そうだったのが印象的。おかげで、身内しか来てはいけなかったのかと焦りました。
初めて当日券で入場した時に「お知り合いはいますか」って聞かれた時は帰ろうかと思いましたもんマジで。
一度だけですが聞いてみたことがあります。
「劇団員に知り合いはいますか?」
「いや、いないけど観に来ちゃまずかった?」 ←うわぁっ おとなげねぇ。
「いえっ全然問題ないですよぉ(汗)」
役者の方にノルマがあるとは思わなかったですもん。
ここで
「じゃぁ○○のお友達になってあげてください」
って言われたら面白いんですけどね(笑)
ちなみに靴袋は微妙です。全く同じ靴で同じサイズだった場合も考えられるので、ブーツとか特に大柄な靴とかは別にして、あった方が良い場合もあるのでは?
スタジオウィークエンドなんかは袋があった方がスムーズに出られると思うのですが。