2011年08月15日

ブラジル「さよなら また逢う日まで」

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かつて仲間たちと一緒に、強盗に失敗し、ひとりで罪を被った男。
4年の服役を終え、男は出所してきた。男は、“リベンジ”を誓い、昔の仲間を集め、新たな仲間たちを加え、強盗計画を実行しようとするが・・・
(チラシより)

 ストーリーはいわゆる犯罪者もので、特別目新しい展開ではないと思う。しかしその描き方や演出はとても丁寧で、舞台としての質はとても高かったと言えるだろう。時折コミカルな展開も挟みながら、後半ジワジワと緊張感が高まっていく。

 裏切りなのか?裏切ったのは誰なのか?その理由は?2008年に上演された作品の再演とのことですが私は初見なので、展開が読めずハラハラしながら観ていました。上手なミスリードもあり、途中で結構騙されてしまい、結末はしてやられた感がたっぷりでした。

 主役?の中川智明の動きと声がたまらなくかっこよかった。そして役どころとして奥田ワレタも必然的にかっこいい。

 恐らく二度目に観る時は(展開が変わっている可能性を別として)同じ形でのハラハラはしないと思いますが、それでも演出の巧みさで十分に楽しめることでしょう。とてもスタイリッシュで良質な舞台でした。

2011/08/15-18:00
ブラジル「さよなら また逢う日まで」
紀伊国屋ホール/当日券3500円
脚本・演出:ブラジリィー・アン・山田
出演:中川智明/西山聡/櫻井智也/諫山幸治/宣邦輝彦/服部ひろとし/加藤慎吾/高山奈央子/奥田ワレタ
舞台監督:掛樋亮太
舞台美術:仁平祐也
照明:シバタユキエ
音響:島貫聡
衣装:中西瑞美
演出助手:高見大和
宣伝美術:川本裕之
チラシ写真・スチール:名鹿祥史
票券管理:スギヤマヨウ
制作:恒川稔英
制作協力:池田智哉


posted by #10 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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