2006年07月16日

reset-N「パンセ2006」

 ある男性が、女性と共に車に火をつけて自殺した。彼は雑誌編集者であり、大病を患った後に新しい雑誌を創刊しようとしていた。女性の身元は不明。遺品の置かれた警察署の一室にやってきた同僚達は彼の行動を理解するべく回想する。

 物語を上手に書けませんが、全体的に精緻なガラス細工のような、クオリティの高い印象を受ける作品でした。

 創刊しようとしていた雑誌は、様々な人々の“怒り”を詳細に取材した上で伝えるという趣旨で、一緒に死んだ女性はその取材対象だったようだが、記事にしようとしていた内容は闇の中。時間は彼の生前と死後を行き来しつつ、最終的にも謎が解かれることはない。

 基本的に役者が袖に消えることがなく、出番でない時は舞台左右に置かれた椅子に座るという演出スタイル。これは名古屋の遠藤のりあきがいつも用いている手法なので驚かなかったが、reset-Nの本作ではなんと芝居が終わって客出しになっても役者が舞台に居続けた。主役だけが礼をして去るが、他の役者は机を囲む形で輪になって立ち、そのまま静止。これは相当に珍しい。

2006/07/16-15:00
reset-N「パンセ2006」
ザ・スズナリ/ウェブ予約(都外割引)2000円
作・演出:夏井孝裕
出演:町田カナ/久保田芳之/原田紀行/平原テツ/長谷川有希子/奥瀬繁/勢登健雄


posted by #10 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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