集まった5人の男。彼らの前には書きかけの台本。そこに書かれていたのは、新宿2丁目を舞台にした切ない恋物語だった。彼らに与えられた任務は、この台本を完成させること。そして、真実を知ることだった。これは、ある男女を中心とした、愛と嘘の、まあ、言っちゃあ、ラブコメみたいなものです。(チラシより)
スキャンしたチラシ画像では表現しきれていませんが、実際のチラシは光沢あるハートマークが散りばめられた豪華なものです。内容もこんなイメージのチープなゴージャス感に溢れたラブコメディでした。
あらすじにあるように新宿2丁目ですからオカマが出てくるわけです。いかにもと言った感じのステレオタイプなオカマ像。そして次第に明らかになってくる裏事情の数々。このコッテリした展開は小劇場の良さでしょう。くだらないとしか言いようのないネタも、この空間ならしっかり届きます。映画を観るような大劇場ではこうはいかないでしょう。
唯一の女性出演者である時東ぁみは割とメジャーな芸能人らしいのですが、特別な扱いは全然なく、作品にスッキリ溶け込んでいました。
2011/07/15-15:00
はらぺこペンギン!「愛の蟻地獄」
OFF・OFFシアター/前売券2800円
作・演出:白坂英晃
出演:三原一太/立浪伸一/園田裕樹/川本喬介/村田康二/時東ぁみ/猪塚健太/絲木健太/山崎和如
舞台監督:杣谷昌洋
美術:大津英輔/鴉屋
音響:井川佳代
照明:橋本剛
音楽:あらいふとし
衣裳協力:山田ひとみ
ヘアメイク:高木剛
宣伝美術:太田裕介
宣伝映像:黒船サーカス団
宣伝写真:神崎千尋
宣伝モデル:ミッチー
宣伝ヘアメイク:CRYSTAL
制作部:甲斐範美
プロデューサー:渡邉芳樹