2011年07月02日

タテヨコ企画「すくすく」

sukusuku.jpg

コドモの場所で
オトナが遊ぶ。

舞台はどこかの幼稚園。集会室では保護者有志と職員で作るコドモ向けミュージカル「すくすく」の練習が連日続いていた。お披露目は一週間後。しかし皆忙しいのか遅刻したりセリフを覚えてなかったりとオトナたちの足並みは揃わない。そんな中、主人公のお父さんがぎっくり腰で入院!頭を抱えるオトナ達の目に映るのは偶然施設見学に来ていた若夫婦。二人にはまだ子供が居なかった・・・ 絵本「すくすく」の不条理で荒唐無稽な世界を立体的に織り交ぜつつ、ヤイノヤイノと交わさえる会話から今の時代にコドモと向き合うオトナ達の人間模様が見えてきます。果たして「すくすく」は完成するのか?そしてオトナ達の行く末は?
(チラシより)

 あらすじは上記の通り。コドモは別室にいる設定で全く登場せず、オトナ達の話だ。色んなタイプのオトナがいて、こっそり浮気していたりこっそりネズミ講的な商売してたり悪いところもあるけど、そんなに根っから悪者ってわけじゃない。不器用なオトナ達だ。

 スパイスとして効いているのが若夫婦。妻はこの幼稚園の卒園生だが、コドモを作るつもりはないらしい。その理由は母との確執‥‥。時折、お芝居なのか物語世界なのか、ちょっとした不思議ワールドに迷い込みながら物語は進んでいく。

 いや、進んでいくというほど進むわけでもないが、いろんなトラブルやら確執やらは、だんだん適度に解決して仲直りして気をとりなおして反省していく。それで、若夫婦の妻は母親との確執を崩そうと思い始めた様子。

 その妻がおもちゃの電話で話をするシーンが良かった。でもあれはどういうことだったんだろう。よくわからないけど、いいシーンだった。

2011/07/02-15:00
タテヨコ企画「すくすく」
吉祥寺シアター/前売券3500円
作・演出:横田修
出演:青木柳葉魚/大塚あかね/舘智子/舘野完/西山竜一/久行しのぶ/向原徹/遊佐絵里/青海衣央里/五十嵐明/伊藤真奈美/今村洋一/熊谷力丸/芝原弘/平佐喜子/ハマカワフミエ
舞台監督:田中翼/弘光哲也
照明:鈴村淳
音響:島貫聡
舞台美術:濱崎賢二
チラシイラスト:糖谷貴使
宣伝美術・写真撮影:平池みどり
制作:四柳ナンシー
The other members:市橋朝子/ちゅうり/服部健太郎/好宮温太郎
posted by #10 at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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