2011年06月10日

少年社中「天守物語」

tenshumonogatari.jpg

覚悟が出来たら、ここまでおいで───。
白鷺城の天守閣から妖艶な婦人が地上を見下ろしている。
婦人の名は「富姫」。そこに一羽の鷹が舞い降りる。
「妖怪は、人を殺めると鳥となる…」
因果は絡み縺れ、やがて愚かにも人は、
地を鎮め、地を守る妖怪を打ち滅ぼさんとする。
天地動乱の行く末。
古き因果の行く末。
人も妖怪も、ただ己の幸福を求め戦い続ける。
少年社中がお贈りする、三年ぶりのジャパニーズ・エンターテインメント
種を超えた悲恋の行く末は、天高く飛翔する─。
(チラシより)

 泉鏡花の戯曲を少年社中の毛利亘宏が脚色したとのことですが、原作を読んでいないのでどこがどう変わったかはわかりません。ただ泉鏡花と言えば幻想的で難解な印象があるのに対し、今回の舞台は比較的わかりやすい娯楽作品になっていたので、その辺が少年社中のカラーなのだろうと想像します。

 名前は聞きますが少年社中自体が初めての観劇でした。まずビジュアルの派手さが印象的。役者もみな美男美女だったような気がします(後方の席だったので細かい容姿は見えてないのですが)。吉祥寺シアターは中規模の劇場ですが、装置や演出によってかなり広く感じるゴージャスな舞台でした。総じて、エンタメ系の王道といったところでしょうか。

 鷹の役が片手をうねらせて翼を表現する動きがかっこよかった。あれを両手でやると滑稽なのに、片手にするだけでいかにもイケメンな雰囲気になるのが面白い。しかしなんだか美しすぎる感じもしました。個人的にはもっと泥臭さのある演出が好きです。

2011/06/10-14:00
少年社中「天守物語」
吉祥寺シアター/前売券4000円
原作:泉鏡花
脚色・演出:毛利亘宏
出演:堀池直毅/井俣太良/大竹えり/岩田有民/廿浦裕介/加藤良子/長谷川太郎/杉山未央/山川ありそ/内山智絵/竹内尚文/あづみれいか/柴木丈瑠/ちょーすけ/萱怜子/菊池千花/堀口大介/宮崎菜穂


posted by #10 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京観劇2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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